2020
11 / 20 (金)
11 / 20 (金)
2020
12 / 20 (日)
12 / 20 (日)
映画『エイブのキッチンストーリー』公開 【現在は終了しています】
202011/20（金）～
202012/20（日）
映画『エイブのキッチンストーリー』公開 【現在は終了しています】
- エンタメ
多様性の街ブルックリンで、噛み合わないアイデンティティに押しつぶされそうな少年エイブ。彼は、料理を通して家族を、自分を、救うことができるのか？
米国に暮らす、パレスチナとイスラエルのハーフ少年エイブ。その設定を聞いただけでは、その出自がどんな事態を引き起こし、何を意味するのか、日本人にはなかなかピンと来ないかもしれない。でも、これがまあ上手くて、ややこしい説明を抜きにオープニングの一瞬で事情が飲み込め、とにかく面白い！世の戦争のくだらなさを縮図にしたような、笑えて泣ける傑作！主人公の出自に留まらず、彼の心の拠り所となる黒人（ブラジル人）の師匠も含め、幾つものカルチャーを見事にミックスし、ブルックリンという象徴的な街に集約させたセンス。人種を問わず誰の胸にも届く、「家族の物語」として料理した脚本がすごい。言葉を尽くすより、多言語が飛び交うカオスな予告編でその面白さは一目瞭然。注目の子役ノア・シュナップのこれからにも期待！
ユダヤとムスリム、2つのアイデンティティに揺れながら、ニューヨークに暮らすエイブラハムの日常はいつも混沌。息子のために無宗教を選んだ両親の決断を覆そうと、顔を合わせれば一触即発の親戚一同。エイブの名前すらもアブラハム、イブラヒムと、本人の望む発音では誰も呼んでくれない。家を二分して孫の獲得に燃える超個人的な宗教戦争に辟易するエイブは、得意の料理で親族の仲裁を買って出ようと、それぞれの国の素材やレシピを掛け合わせた「フュージョン料理」を考案するのだが、多感な少年が渡した和平の橋も、ガラスの心も、ある日粉々に打ち砕かれ…？
©2019 Spray Films S.A.
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。
