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映画『喜劇 愛妻物語』公開 【現在は終了しています】

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202009/11（金）～ 202010/11（日）

映画『喜劇 愛妻物語』公開 【現在は終了しています】

結婚10年。年収50万のヒモ夫と毒舌鬼嫁のセックス攻防戦。こんな夫婦イヤだ！と思いつつ、思わずハマる一作。

『百円の恋』『嘘八百』など、脚本家として評価の高い足立紳が、超赤裸々な自伝小説を自ら監督。冒頭から「妻はセックスマシーンちゃうぞ！」と嫌悪感を抱かせつつ、観る側に細かいフラストレーションを積み重ねさせていく構成は、超モヤモヤするけどサスガ！正直「こんな夫婦(そして親)にはなりたくないなぁ…」と最後の最後まで思うのだけど、「ウチはここほど酷くないな」という謎の安心感と同時に、(フィクション混じりとはいえ)引くほどヤバい私生活をさらけ出した勇気には敬意を示さざるを得ない（笑）。まさに「身を切って」生み出した作品の凄味。それを体現した濱田岳、水川あさみ両人の丁々発止が本当にリアルで面白かった。

鳴かず飛ばずの脚本家・豪太は、妻とのセックスレスに悶々。思考は「どうヤルか」ばかりの中、四国での取材が必要になり、財布と運転を頼って妻子との「家族旅行」に変換。しかし、旅の先々で不機嫌な妻に罵られ、関係は捻れるばかりで…？タイトルは、『愛妻物語』というより『鬼嫁日記』のほうがしっくりくるくらいの恐妻モノ。しかも、夫の年収50万円という情けなさから、度の過ぎた節約生活がまた涙ぐましく、面白い。本当にこういう夫婦居るよなぁというリアル。我が身を振り返りつつ、今日はちょっと笑顔で過ごそう…なんて副産物も（笑）。

©2020「喜劇 愛妻物語」製作委員会
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。