紀元前657年(皇紀前3年)に出来たとされる枚岡神社。神武天皇の国土平定の願いを込めて創建されました。創祀の地は神津嶽だったが、650年(白雉元年）現在の地へ奉遷。768年(神護景雲２年)神津嶽にお祀りした天種子命(あめのたねこのみこと)と比売御神(ひめみかみ)の二柱を春日大社へ分祀～このため枚岡神社は「元春日」とも呼ばれるています。
ちなみに枚岡(ひらおか)とはひとひらの岡。これが地名となり社名となったと言われている。また、やまとことばで「ひ」は神様の御霊(みたま)「ら」はたくさん、つまり神気に満ちた神社ということを意味しています。
その枚岡神社の秋郷祭は、大阪府下でも最大規模の秋祭り。地元9地区から大・小合わせて23台の「太鼓台」が宮入奉納され、多いに賑わいます。
太鼓台とは神社の祭礼において練り出される山車の一種。東大阪では布団太鼓が有名です。太鼓を打ち鳴らし、太鼓の音に合わせ掛け声をかけ担ぎ上げ、街中を練り歩きます。