11 / 05 (金)
12 / 05 (日)
映画『ほんとうのピノッキオ』公開 【現在は終了しています】
映画『ほんとうのピノッキオ』公開 【現在は終了しています】
- エンタメ
- お子様と一緒に！
親はなくても子は育つ？幼い頃「嘘」について考えさせられたあの童話も、今味わうと違う物語に！人間の本質を見せつけられる、ダークで美しいファンタジー。
好奇心いっぱいで、その無邪気さゆえに騙され、災厄に飲み込まれるピノッキオ。心の赴くままに行動し、甘い誘惑に勝てない彼が、自分可愛さに嘘をつき鼻が伸びるエピソードは、幼少期に誰もが触れたことがあるはず。幼かった頃は、それを「嘘をついたらこうなるよ」という戒めのように感じていたけれど、大人になって改めて見ると解釈が変わった。親の期待を一身に受けて生まれ、世の中の様々な刺激に歓喜し、我を忘れ、自制がままならず、結果周囲の期待を裏切る。それって、すっごく当たり前の「人間」だ。知性と理性を生まれながらに持ち併せている赤子なんていない。経験を重ね、トライ・アンド・エラーを経て、少しづつ身につける「本当の賢さ」。時に命さえも危機にさらして親をヒヤヒヤさせる姿は、まさに子供の成長過程そのものではないか！いろんな人に出会いながら知見を広め、転んでも立ち上がり、失敗を学んで逞しく前へ進む「子育ち」。私たち親が、子供とどんな風に関わり、何を学ばせ、導くのか…？いやいや、親なんて大して役に立たないのさ！と、「ドーンと構えて待つ」子育ての極意が描かれているように感じた。失敗しても大丈夫！否定せず、先回りせず、ただ手を広げて我が子の成長を見守ろう。そんな気持ちを貰った作品。CGの融合でリアルに立ち上がる、色あせない不思議な冒険。子供にはもちろんのこと、子育てに奔走する親世代にも、楽しさと学びを届けてくれる不朽の名作を味わって！
貧乏な木工職人ジェペットが、不思議な丸太で丹精込めて作ったピノッキオ。学校を抜け出して楽しそうな人形劇を見に行ったのが運の尽き。狐と猫に騙されて、不思議な森へ迷い込んだ先には、奇妙で恐ろしい冒険が待っていて…？昨年度のイタリア・アカデミー賞では、10部門ノミネート、5部門受賞の快挙を成し遂げた。
copyright 2019 ©ARCHIMEDE SRL - LE PACTE SAS
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。
