MIRAI一覧へ
2025
09 / 08 (月)

2025
11 / 05 (水)

東京⼯芸⼤学写⼤ギャラリー 50周年記念展 Ⅲ 「戦後は続くよどこまでも」

202509/8(月)~ 202511/5(水)

東京⼯芸⼤学写⼤ギャラリー 50周年記念展 Ⅲ 「戦後は続くよどこまでも」

  • ニュース
  • 美術館・博物館・アート展
戦後80年と日本写真の軌跡

⽇本では「戦後」という⾔葉が敗戦から80年経った現在でも使われ続けています。本展では「戦後80年」を機にその内実を省み、写真家の表現と時代がどのように結びついてきたのかを探ります。社会学者の⾒⽥宗介は、1945年から60年までを「理想の時代」、そこから70年代前半までを「夢の時代」と定義しました。⾒⽥によれば、敗戦後の厳しい現実を変容させようとした「理想
の時代」が60年の⽇⽶安保条約改定によって挫折を余儀なくされた後、物質的豊かさを追い求め「夢の時代」が到来したといいます。
写⼤ギャラリーが開館した1975年は、⾼度経済成⻑が⼀段落し、国⺠の⼤部分が物質的充⾜感に満たされた頃に当たり、ベトナム戦争の終結に伴い「政治の季節」が退潮してゆく時期でもありました。1945年から75年にかけての占領期から戦後復興期、⾼度経済成⻑期とその終わりという流れは、写真表現としてはリアリズム写真からVIVO、PROVOKE、コンポラ写真という⼤まかな流
れに対応しています。
占領下にアメリカによってもたらされた品々や⽂化は⽇本社会に広く深く根づき、今⽇まで続く⼤量消費社会の基盤となりました。写真家たちは⽇本⽂化とアメリカ⽂化との葛藤の中でどのように⾃らの表現を確⽴してきたのか、そして時代に規定されつつも私的なまなざしをどのように深化させてきたのかを紹介します。本展は写⼤ギャラリー50周年記念企画として、教員の⼩原真史企画監修のもと、⼤学院⽣(王浩軒、林志豪、范伊雯、齋藤亮太、梁永明)企画協⼒による展覧会です。

【主な出展作家】
安達洋次郎、阿波根昌鴻、川⽥喜久治、⽊村伊兵衛、⽴⽊義浩、⽥沼武能、⼟⾨拳、中⾕吉隆、村井修、松村久美、森⼭⼤道ほか


【開催概要】
会期:2025年9⽉8⽇(⽉)〜11⽉5⽇(⽔)
開館時間:10:00〜19:00
休館⽇:⽊曜⽇、⽇曜⽇、9⽉23⽇(⽕・祝)※ただし、10⽉12⽇(⽇)は開館
⼊場料:無料

東京⼯芸⼤学写⼤ギャラリー 50周年記念展 Ⅲ 「戦後は続くよどこまでも」

公式サイト

 
カレンダー