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2022
01 / 07 (金)

2022
02 / 07 (月)

映画『こんにちは、私のお母さん』公開 【現在は終了しています】

202201/7(金)~ 202202/7(月)

映画『こんにちは、私のお母さん』公開 【現在は終了しています】

切ないラストにスクリーンが滲むほど号泣!不甲斐ない娘から母へ。「平凡で偉大な」すべてのお母さんに捧げるラブレター。

私は、常々自分を「不甲斐ない娘だ」と思っている。孫の顔を見せられたのはまあ何とか親孝行にカウントして貰えるだろうか。同じ「娘を持つ母」になり、改めて母への感謝や尊敬の念が込み上げはすれど、それを伝えるのも照れ臭いものだ。だからもう、ガツンガツン刺さりまくった。「コメディ」の顔で散々笑わせた後に畳み掛けるラスト10分の種明かしに号泣。母と娘の思惑がすれ違いながらも「喜ばせたい」一心で突き進む優しさの嵐に目が腫れ上がるほど泣いた。ダメダメ娘が、時空を遡って若かりし母へ「親孝行」。そんな現実離れした設定ながら、もし若き日の母に会えたら、私はどうするだろうか?と考えた。2001年から1981年へのタイムトリップ。モノクロの画面が色づいてゆくのは映画ならでは。行き交う自転車、配給券でテレビや扇風機を買う、かつてのTHE中国な空気感が懐かしかった。

監督・脚本・主演に初挑戦したのは、中国では知らない人はいない超人気漫才師ジア・リン(賈玲)。彼女の人生の心残りだった亡き母への思いを形にした20分のコント「你好,李焕英」を映画化したものだが、このコントがまたすごい!テレビのお笑い番組なのに観客が軒並みすすり泣きという伝説的作品で、ジア・リンがボロボロと涙をこぼす演技は主演女優賞モノだった。映画化でも主なキャストはそのまま続投し、興行収入約900億円という破格の大ヒットを樹立!世界共通のテーマで、誰もの琴線に触れる愛の物語は必見だ。

太っちょな健康優良女子高生ジア・シャオリン(ジア・リン)は、何をやってもダメダメで、母の期待に応えられない自分に嫌気が差す日々。国内最高峰の演技学院になんとか二軍合格で滑り込むも、周囲には「本科生として合格した」と報告し、合格証を偽造。祝賀会で「自慢の娘」と誇らしく笑った母の幸福も束の間、帰りに交通事故に遭い意識不明の重体に。「これから親孝行が始まるはずだったのに…」泣き腫らすジアは、気がつくと20代の母が暮らす1981年にタイムスリップ!友人として母に寄り添いながら「今より良い人生が送れる」恋をセッティングしようと親孝行大作戦を練るのだが…?

※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。

映画『こんにちは、私のお母さん』公開

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