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2022
04 / 15 (金)

2022
05 / 08 (日)

染・清流館 「布の翼」 【現在は終了しています】

202204/15(金)~ 202205/8(日)

染・清流館 「布の翼」 【現在は終了しています】

  • 美術館・博物館・アート展
染色と現代美術

染色技法による美術作品を主に展示する施設として、京都の染色産業の中心地である室町エリア のビル6階に、2006年にオープンした世界で初めての染色専門美術館、染・清流館。
今回は、染色作家の作品とともに、イメージ(図像)を布に託した現代美術作家の作品を展示します。
 
現代美術作家が表現の素材として布を選ぶとき、染色やそれに近似した技法を用いることは珍しくありません。染色作家は、伝統的な染色技術を使うだけでなく、新たに開発されたプリント技術や、自ら試行錯誤した技法を制作に採り入れています。染色と現代美術を、切り離すのではなく、つながりとして見ることが、本展の趣旨です。
加えて着目したいのは、現在を生きる作家として共通する意識です。作家も社会と隔絶して生きているわけではありません。戦争、祖国からの流離、災害、軍事基地と隣り合わせの日常。そうした不条理な経験や記憶に揺さぶられ、向き合いながら、作家は制作を続けます。
本展のタイトル「布の翼」は、作家が託したメッセージが、布という翼に乗って世界へ広がる連想から名付けました。さらに、金属の翼との対比も意識しました。地球規模の高速移動を可能とする便利さの半面、空爆にも使われる金属の翼。比べて、布の翼は物理的な強度は劣るかもしれません。しなやかな翼を羽ばたかせる原動力は、作家の創造する力、そして鑑賞する皆さんの想像する力です。

【出品作家】呉 夏枝、河田 孝郎、照屋 勇賢、柳 幸典

【開催概要】
会期:2022年4月15日(金)~5月8日(日)
開館時間:10:00~17:00
休館日:月曜日
観覧料:大人 300 円/学生 200 円

染・清流館 「布の翼」

公式サイト

 
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