09 / 03 (金)
10 / 03 (日)
映画『リョーマ！ The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』公開 【現在は終了しています】
映画『リョーマ！ The Prince of Tennis 新生劇場版テニスの王子様』公開 【現在は終了しています】
- エンタメ
テニミュの世界がまさかの3DCGアニメで映画化。歌って踊る超次元系スポ根！ファンじゃなくても覗いて欲しい、新しい世界がここに。
漫画、アニメ、2.5次元ミュージカル、実写映画と、様々なメディアミックスで「超次元系スポ根」という新たな人気ジャンルを確立した「テニプリ」こと「テニスの王子様」。原作は連載開始から22年を迎え今も続刊中。そして、この3DCG映画化！「シング×ダンス×プレイの新次元アドベンチャー！」と銘打っている通り、ただ「アニメ版のテニプリが3DCG映画化した」わけではない。おそらくは「テニミュ（ミュージカル版「テニスの王子様」）のアニメ映画化」というのが正しい表現だと思うが、アニメとも少し違う妙に生々しい3DCGのキャラクターたちが、歌って踊ってテニスする新感覚は、正直、一瞬思考停止するくらいの違和感で戸惑った（笑）。しかし、「テニプリ」は、そもそも2.5次元ミュージカルの火付け役。初見当時の居心地の悪さを懐かしく思い出しながら、気づけばノリノリになっていた。テニプリ原作者・許斐剛は、自ら歌って踊るワンマンライブを開催したりと、超アグレッシブで「開拓」を恐れないのが真髄。本作に関しても全ての挿入歌を原作者が作詞作曲したというから、その多才ぶりに驚愕。既存のファンに限らず「新しいエンターテインメントの扉を開いてみたい」というチャレンジングな人にもぜひ体験してもらいたい画期的な作品だ。
ちなみに、本作はシーンの一部(特別ゲストシーン)が2バージョンが作られており、どちらの展開を選ぶか悩ましいところ。〈Deside〉は「神の子」こと立海大附属中の幸村精市と、青学の部長手塚国光が。〈Glory〉は四天宝寺中の白石蔵ノ介と、「俺様の美技に酔いな」でおなじみの氷帝の跡部景吾が登場する、ファン泣かせの企画だ。本筋とは関係ない部分なのでどちらを見てもラストは変わらないのだが、本編終映後の特別メドレー集「テニプリフェスティバルpetit」もそれぞれ選曲が異なる。来場者に配布される書き下ろしポストカードも10種あるとのことで、商売上手ぶりにも頭が下がる（笑）。
原作漫画「テニスの王子様」と「新テニスの王子様」の間の空白（全国大会決勝の3日後に姿を消し、3ヶ月間失踪状態だった）を埋める、これまで語られなかったエピソードは、まさかのタイムスリップもの。アメリカに武者修行に訪れた主人公リョーマが、永遠のライバルとも言える父・越前南次郎の現役プロ選手時代に飛ばされ、全戦全勝を誇っていた父の「絶頂期引退」の謎に迫ってゆく…。
©許斐 剛／集英社 ©新生劇場版テニスの王子様製作委員会
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。
また、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響で、上映予定の変更が行われている場合もあります。
