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2025
07 / 05 (土)

2025
09 / 23 (火)

静岡県立美術館 「これからの風景 世界と出会いなおす6のテーマ」

202507/5(土)~ 202509/23(火)

静岡県立美術館 「これからの風景 世界と出会いなおす6のテーマ」

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見るだけでなく、さわって、聞いて、話して

「これからの風景」展は、静岡県立美術館が約40年にわたってコレクションしてきた、さまざまな風景画・風景表現を、これまでとは少し違った切り口で紹介する展覧会です。
西洋で本格的に風景画が描かれるようになったのは、17世紀でした。地動説が唱えられた科学革命の時代に、それまで日々の生活の糧を得て、ときには脅威の対象であった自然を、一歩ひいて客観的に眺められるようになったことから、風景画は描かれるようになった、とも言われています。そして、キャンヴァスや紙に表現され、誰かと共有可能なものとなった風景イメージは、私たちの自然観・世界観に影響を与え、その文化や歴史に豊かな彩りを与えてきました。
詩「これからの風景」で、谷川俊太郎は、現代の超高層建築と太古からの自然の驚異とを対比しながら、変化しつづける風景の未来について惑星規模で想像するようにうながしています。近代の理性的人間像を前提とし、主に視覚を通して認識された世界の反映とも言える風景画は、多様な他者-そこには人間以外の存在も含まれます-との共生が課題となっている現代において、いかなる役割を果たしうるのでしょうか。
この展覧会では、この問いに向き合いながら、風景画・風景表現を、ご来場の皆様の経験にも引き寄せやすい6つのテーマにそってご紹介します。各々の記憶や感覚と向き合いながら、描かれた風景の中に存在する他者のまなざしや感じ方に思いをはせてみてください。鑑賞後にはまわりの風景が少し違って見えるような、そんな新しい世界との出会いを、この展覧会を通して見つけることができるかもしれません。

【開催概要】
会期:2025年7月5日(土)~9月23日(火・祝)
開館時間:10:00~17:30(展示室の入室は17:00まで)
休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は開館し、翌日休館。)
観覧料:一般 1,000(800)円/70歳以上 500(400)円/大学生以下 無料
※( )内は前売、および団体(20名様以上)料金。団体のお申込は、美術館企画総務課へお問合わせください。
※企画展ご入場の方は、収蔵品展、ロダン館も併せてご覧いただけます。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、特定医療費(指定難病)受給者証・指定難病登録者証の交付を受けている方と付添者1名は無料。
※その他詳細は、美術館HPなどをご覧ください。

静岡県立美術館 「これからの風景 世界と出会いなおす6のテーマ」

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