MIRAI一覧へ
2022
09 / 04 (日)

2022
11 / 03 (木)

練馬区立美術館 「日本の中のマネ」ー出会い、120年のイメージー 【現在は終了しています】

202209/4(日)~ 202211/3(木)

練馬区立美術館 「日本の中のマネ」ー出会い、120年のイメージー 【現在は終了しています】

  • 美術館・博物館・アート展
明治から現代にかけての日本におけるマネ・イメージに迫る

19 世紀フランスを代表する画家エドゥアール・マネ(1832‐83)の日本における受容について考察する展覧会です。
画家で美術批評家の石井柏亭は、マネの《草上の昼食》(1863年、オルセー美術館、パリ)にインスピレーションを得て、《草上の小憩》(1904・明治37 年、東京国立近代美術館)と題された作品を手掛けました。彼以外にも山脇信徳や安井曾太郎、山本鼎、村山槐多、小磯良平らの作品に、マネからの影響が見受けられます。それは模写であったり、筆触の類似性、そして構図やモチーフの借用であったりと様々です。また、マネへの理解をとりわけ強く主張したのは、批評家であったとも言えます。先述の石井や医師で詩人、小説家、美術批評家の顔を持つ木下杢太郎は、批評家としての発言の中で、マネを理解することこそが西洋近代絵画を受容する上で不可欠であると主張しています。
しかしながら、我が国における洋画黎明期の美術家や批評家たちに見られるマネからの影響については、断片的に指摘されることはあってもまとまった形で示されたことはありません。明治から昭和初期までに見られる作品や批評を通して、日本における「マネとの出会い」について振り返ります。
そして、この出会いから現代にかけて、マネの理解はどのように変化したのでしょうか。私たちはすでに西洋近代美術史の文脈に則り、マネについて認識しているとは言え、欧米の人々、または明治の人々と同じ眼でマネ作品を見ているというわけではありません。そこで、現代の日本におけるマネ・イメージを探るにあたり、美術家の森村泰昌や福田美蘭の作品から、それぞれの独自の視点で展開するマネ解釈を紹介します。
本展では、日本に所在する17点のマネの油彩画(パステル画を含む)のうち7点のマネ作品を中心に、印象派や日本近代洋画、そして資料などの約100点を通して、明治から現代にかけての日本におけるマネ・イメージに迫ります。

【開催概要】
会期:2022年9月4日(日)~ 11月3日(木・祝)※会期中一部展示替えがあります。
休館日:月曜日(ただし、9月19日(月・祝)と10月10日(月・祝)は開館、翌9月20日(火)と10月11日(火)は休館)
開館時間:10:00~18:00 ※入館は17:30まで
観覧料:一般 1,000円/高校・大学生および65~74歳 800円/中学生以下および75歳以上 無料
※障害者手帳をご提示の方(介添者1 名まで)は、一般 500円/高校・大学生 400円
※一般以外の方(無料・割引対象者)は、年齢等が確認できるものをお持ちください。

練馬区立美術館 「日本の中のマネ」ー出会い、120年のイメージー

公式サイト

 
カレンダー