07 / 15 (土)
07 / 17 (月)
『今週末、京都に行かないか?』 - 貴船・祇園祭 - 【現在は終了しています】
『今週末、京都に行かないか?』 - 貴船・祇園祭 - 【現在は終了しています】

- 伝統行事・お祭り
貴船の川床、祇園祭 京都の夏を楽しみましょう!
今週か、来週京都に行かないか?
春や秋もいいけど、夏もやっぱり京都はいい! かなり暑いけどね。
でもその暑さをいかに涼しく過ごすかって知恵が、京ならではの風情を作ってる。
貴船や鴨川の川床もそうだし、「祇園祭」のコンコンチキチンの祇園囃子も涼しげだよね。
今回の目的は当然この「祇園祭」。
今週か、来週かというのは、祇園祭のメインである宵山と山鉾巡業は、実は2回あるからなんだ。
一般的には今週末の前祭(さきまつり)の「宵山」や「山鉾巡業」が有名かな。
しかも、今年は3連休にあたってるから、相当な賑わいになると思う。
でも来週も後祭(あとまつり)と呼ばれる「宵山」と「山鉾巡業」があるから、そちらに行く手もある。
22日週のプランはこちら
ちなみに今週行くなら、こんなプランを考えてる。
まず、15日は千本ゑんま堂の「風まつり」へ。
千本ゑんま堂は、その名のとおり、閻魔さまが本尊になってるお寺なんだけど、百人一首でも有名な小野篁(おののたかむら)に縁があるんだ。
小野篁は風にのって、あの世とこの世を行き来し、昼は京の朝廷で、夜はあの世で閻魔さまに仕えていたという伝説がある。
その小野篁を偲んで、あの世へ向かったとされる宵の時間に本尊の閻魔さまを開帳し、お香をたいたり、梶の葉に願い事を書いてお祈りするのが「風まつり」なんだけど、
境内にはたくさんの風鈴が飾られてあって、まさに「風」を感じられるようになってる。
夏の夜に、お香の香りが風に漂って、風鈴が鳴る。しばし、暑さを忘れられる瞬間だよね。
「あぁ、この風にのって小野篁さんがあの世に行かはった。」なんて京の人はいうのかな。
16日は貴船方面へ。
そう、川床で有名な貴船。京都の北側の山で、同じ京都市の左京区なんだけど、結構行くのは大変。
だいたい貴船山って、天狗で有名な鞍馬山の隣なんだよね。
まずバスに乗って出町柳駅まで行く。そこから叡山電車に乗って約30分で貴船口駅に着く。そこからはまたバスに乗ってって感じで、まぁ軽く1時間は見といたほうがいい。
貴船についたら、せっかくだから川床へ。
貴船の川床は、本当に川の流れの上で食事がとれる。
ちょうどこの時期は青々とした青もみじがきれいで、貴船川の清流に足をつけたりしながら涼むこともできる、なんとも贅沢な時間だ。
ただし、お昼とはいえ、1万円くらいは覚悟しなきゃならない。
その後、のんびりと貴船の景色を撮影しながら、貴船神社へ行こう。
なかなか貴船にくることはできないだろうから、ゆっくりと楽しもう。
そうそう、貴船神社の結社(ゆいのやしろ)は、縁結びの神としては縁結びの神様として有名なんだ。そこは必ず行ってみよう。
あと、おみくじも有名だね。「水占い」といって、白い紙を選び、その紙を水に浸すと占いの結果がわかるってやつ。
貴船神社の守り神は、水の神様なんだ。だから水を使ってお告げをくれるんだろうね。
そうこうしてるうちに、少し暗くなってくる頃かもしれない。でももう少しゆっくりしていよう。
この時期は「七夕笹飾りライトアップ」をやってる。
普段、夜は真っ暗な境内だけど、ライトアップされた笹飾りや青もみじが揺れてきれいだよ。
幽玄って、こんか感じをいうのかなって思う。
貴船から戻ったら、いよいよ祇園祭の宵山だ。23時ごろまで京の街は人であふれかえってると思う。コンコンチキチンって風流な調べとともに、屋台や人々の熱気があいまった独特の雰囲気。
でもそれが「祇園祭」なんだよね。
今週行くなら、こんな感じかな。ただ、宿も新幹線も一杯だから覚悟しておいてね!
<川床の写真は奥貴船 兵衛さんです。>
『今週末、京都に行かないか?』 - 貴船・祇園祭 -


