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国立国際美術館 特別展「中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」
国立国際美術館 特別展「中西夏之 緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」
- 美術館・博物館・アート展
東日本大震災から15 年を経て振り返る、中西の絵画理念
1935年に生まれ、2016年に没した画家の中西夏之は、絵画という営みを根底から問いなおそうとしました。絵画はいかにして立ち現れるのか。そもそも、絵画の存在する場所はどこか。このような問いに貫かれ、生み出された彼の作品は、具象や抽象といった、既存の枠組みにおさまるものではありません。彼のねらいはむしろ、あらゆる自明の理を括弧に入れたうえで、新たに「絵画」を立ち上げなおすことだったと言えるでしょう。
本展覧会は、中西の半世紀以上にわたる制作の軌跡を振り返り、その特異な絵画理念と実践を、ともに浮き彫りにしようと試みます。画家を志しながらも、前衛美術家集団「ハイレッド・センター」の一員として数々のイベントを繰り広げ、絵画から離れていった1960年代前半。その後、舞踏家・土方巽との出会いをきっかけにして本格化した絵画への回帰。こうした迂回路を経た末に手がけられていく彼の作品たちは、絵画という営みについての思考を促さずにはおきません。
かつて中西は、絵画のありようを指して「緩やかにみつめるためにいつまでも佇む、装置」という、謎めいた言葉を残しました。オレンジや黄緑や紫の色を多用し、異様に柄の長い筆で遠くから描いてみせた彼の絵画もまた、そうした「装置」の一つであるはずです。没後10年の節目となる2026年、本展覧会はこの言葉を導きの糸としつつ、中西の投げかけた問いに向き合います。
【開催概要】
会期:2026年3月14日(土)~6月14日(日)
開館時間:10:00~17:00、金曜は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし、5月4日は開館)、5月7日
観覧料:一般 1,500円(1,300円)/大学生 900円(800円)
※( )内は20名以上の団体及び夜間割引料金(対象時間:金曜の17:00~20:00)
※高校生以下・18歳未満無料(要証明)
※心身に障がいのある方とその付添者1名無料(要証明)
※本料金で、同時開催の「コレクション3」もご覧いただけます。
【巡回予定】
山梨県立美術館 7月4日(土)~ 8月23日(日)
セゾン現代美術館 9月5日(土)~11月3日(火・祝)
茨城県近代美術館 11月12日(木)~2027年1月17日(日)
