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2023
01 / 21 (土)

2023
03 / 21 (火)

大阪歴史博物館 特別企画展「―橋本コレクション受贈記念― 文明開化のやきもの 印版手(いんばんて)」 【現在は終了しています】

202301/21(土)~ 202303/21(火)

大阪歴史博物館 特別企画展「―橋本コレクション受贈記念― 文明開化のやきもの 印版手(いんばんて)」 【現在は終了しています】

  • 美術館・博物館・アート展
印版手のさまざまな図柄を楽しもう

本展では、明治時代から昭和初期にかけて全国各地で大量生産された日常使いの器「印版手(※)」の一大コレクションを展示します。描かれたさまざまな図柄を楽しんでいただける企画です。
型紙や銅版転写などの技法で当時の風俗や流行を取り入れた図柄を陶磁器に転写する印版手のやきものは、その美しい青色、そしてデザインの多様性などから各地に多くの愛好家が存在します。大阪歴史博物館では、平成29年(2017)度に、印版手コレクターとして知られる橋本忠之氏が体系的、網羅的に収集した印版手作品1,129点の寄贈を受けました。本展はそのお披露目の展示となり、ほとんどの作品が初公開です。あわせて令和3年(2021)度に大阪で陶業商が集中していた「瀬戸物町」(現・大阪市西区)の老舗陶器商・つぼ善商店から寄贈を受けた、大阪で明治末期から昭和戦中期にかけて発行された陶磁器業界紙『陶業時報』を特別公開します。
明治時代、文明開化とともに隆盛期を迎えた印版手。本展が、それらを通して映し出す人々の生活と文化、思想のあり方について改めて考える契機となるでしょう。
なお、新たな試みとして、印版手に馴染みのない世代に向けて印版手を暮らしに取り入れる提案展示をスタイリスト・東ゆうな氏の監修で行います。「印版手ってカワイイ♡」をテーマにしたスタイリングにも注目ください。

※「印ばん手」の表記について
通常「印判手」と表記されることの多い、印ばん手ですが、橋本氏のコレクションについては「印版手」と表記しています。これは、もともとの「印判」という語は「こんにゃく印判・ゴム版絵付け」にのみ限定して使用されており、現在の印ばん手の主流である「型紙摺絵・銅版転写」を含んでいなかったこと、また印ばん手の歴史が近代以降の印刷の発展とともに進化してきたことを踏まえ、印ばん手の表記としては「印判手」ではなく「印版手」とすべきである、との橋本氏の研究に基づいています。そこで同館では橋本氏の収集および研究活動に敬意を表し「橋本忠之印版手コレクション」と呼ぶことといたしました。

【開催概要】
会期:2023年1月21日(土)~3月21日(火・祝)
休館日:火曜日  ※ただし、3月21日は開館
開館時間:9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
観覧料:大人 600 (540)円/高校生・大学生 400 (360)円
※( )内は20 名以上の団体割引料金
※中学生以下・大阪市内在住の65 歳以上(要証明証提示)の方、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料

大阪歴史博物館 特別企画展「―橋本コレクション受贈記念― 文明開化のやきもの 印版手(いんばんて)」

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