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03 / 23 (日)
名古屋市美術館 「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」
名古屋市美術館 「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」
- 美術館・博物館・アート展
フォロン没後20年、日本では30年ぶりの大回顧展
ジャン=ミッシェル・フォロン(Jean- MIchel folon 1934-2005)は、20世紀後半のベルギーを代表するアーティストのひとりです。ベルギーの巨匠マグリットの壁画に感銘を受け、美術の道に入ることを決意したフォロンは、21歳のころ、パリに渡ります。そして、作品を投稿したアメリカの有力誌『ザ・ニューヨーカー』『タイム』などで注目され、1960年代初頭にはそれらの表紙を飾るようになります。その後、グラフィック・デザインや版画、水彩画、文学作品の挿絵や舞台芸術など、多彩な才能を発揮し、世界各国で高く評価されました。
柔らかな色彩と軽やかなタッチで表現されたフォロンの作品は、見る人を想像の旅へ連れ出してくれます。そこに展開されるイメージは幻想的でありながらもどこか私たちの日常と繋がっており、世界の見方を変えてくれるようなユーモアとともに、環境破壊や人権など、現実に起きている問題への告発も潜んでいます。フォロンは、やさしく、そして厳しく、この世界と向き合うためのメッセージを残しているのです。
本展は、フォロンの初期のドローイングから水彩画、版画、ポスター、そして晩年の立体作品までを含めた約230点を紹介する、日本では30年ぶりの大回顧展です。フォロンの没後20年、そして彼が生前に設立したフォロン財団の25周年にあたるこの年に、今もなお豊かなメッセージを伝えてくれるフォロンの作品の魅力を、空想旅行をするような気分でめぐります。
【開催概要】
会期:2025年1月11日(土)~3月23日(日)
開館時間:9:30~17:00、金曜日は20:00まで(いずれも入場は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(ただし、1月13日、2月24日は開館)、1月14日、2月25日
観覧料:一般 1,800(1,600)円/高大生 1000(800)円/中学生以下無料
※( )内は通常前売・20 名以上の団体料金
※その他詳しくは美術館公式サイトなどをご覧ください。
名古屋市美術館公式サイト
※下記の黒枠の公式サイトは展覧会公式サイトです。(美術館公式サイトとはことなります。)