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高松市美術館 特別展「蒟醤 山下義人展」 (瀬戸内国際芸術祭2025 参加展覧会)

202510/11(土)~ 202511/24(月)

高松市美術館 特別展「蒟醤 山下義人展」 (瀬戸内国際芸術祭2025 参加展覧会)

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人間国宝(重要無形文化財「蒟醤(きんま)」保持者)、山下義人の初の回顧展!

山下義人は1951年に高松市に生まれ、香川県立高松工芸高等学校及び香川県漆芸研究所で蒟醤(きんま)をはじめとする漆芸技法を幅広く習得しました。卒業後、磯井正美(重要無形文化財「蒟醤」保持者)に師事し、蒟醤の技の錬磨に努め、1976年に上京後、田口善国(重要無形文化財「蒔絵(まきえ)」保持者)に師事して蒔絵を学びました。
山下の蒟醤技法は、「面彫り」の技を特徴としており、幅広い彫りと色埋めを丹念に繰り返し、濃い色から淡い色に至る数十色の色漆を塗り重ね、緻密なグラデーションを作り上げます。その特徴的な蒟醤と蒔絵を組み合わせることによって漆の表現の幅を広げ、自然界の微妙な生動を詩情豊かに見せる作品で独自の漆世界を築きました。2013年には蒟醤の技法で重要無形文化財保持者(いわゆる人間国宝)に認定されています。
また、香川県漆芸研究所及び石川県立輪島漆芸技術研修所において技術指導に当たるとともに、日本伝統工芸展では、鑑・審査委員を歴任するなど、後進の指導・育成にも尽力しています。
本展は、第41回日本伝統工芸展で朝日新聞社賞を受賞した《水の音 蒟醤蒔絵食籠》(1994年)や、第52回日本伝統工芸展で日本工芸会保持者賞を受賞した《くれない 蒟醤箱》(2005年)をはじめ、巧みな技によって生み出された代表作を多数紹介する初の回顧展です。

【開催概要】
会期:2025年10月11日(土)~ 11月24日(月・振休)
開館時間:9:30 ~ 17:00(金曜日、土曜日は19:00 閉館/入室は閉館30分前まで)
※初日10月11日(土)のみ9:45~展示室入室
休館日:月曜日 (10月13日(月・祝)、11月3日(月・祝)11月24日(月・振休)は開館、10月14日(火)、11月4日(火)は休館)
入場料:一般 800 円(640 円)/大学生 500 円(400 円)/高校生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者は入場無料

高松市美術館 特別展「蒟醤 山下義人展」 (瀬戸内国際芸術祭2025 参加展覧会)

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