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2021
06 / 18 (金)

2021
07 / 18 (日)

映画『ヒノマルソウル』公開 【現在は終了しています】

202106/18(金)~ 202107/18(日)

映画『ヒノマルソウル』公開 【現在は終了しています】

長野五輪の舞台裏で、人知れず活躍した英雄たち。自分の生き方を振り返り、がむしゃらに挑戦したくなる、涙・涙の傑作!

「銀じゃダメなんだ。金じゃなきゃダメなんだよ、オリンピックって場所はさ」。原田雅彦のこのセリフに象徴される、国民の期待を一身に背負う「日本代表選手」という重圧。選ばれなかった幾多の選手からの羨望、嫉妬。本作で田中圭が演じる西方仁也が経験した「呪い」に近い感情もまた情熱ゆえ。まだ存命の人物の、明暗美醜混合したエピソードを惜しげもなく晒した展開は、この脚本を承諾したご本人もすごい!ラスト15分は、泣きっぱなし&嗚咽漏らしっぱなし。聴障のジャンパーを演じた山田裕貴も格別に良かった。「スポ根はもう古い」なんて言われる現代だけれど、やっぱり、努力と根性で築き上げた真の強さ、命を賭ける覚悟で挑む人々の姿には、どうしたって心が震える。理屈じゃない、その崇高な美しさに、熱くたぎらない人の方が哀しい。「参加することに意義がある」では実際のところは済まない勝負の世界。そして、渦巻く感情を押し殺して、仲間のために踏み台になることを買って出た影の英雄たちをすくい上げた飯塚健監督に、惜しみない拍手を送りたい。いわくつきの今年の東京五輪だが、やるにしろやらないにしろ、その影にはたくさんの縁の下の力持ちがいることを忘れずに見守りたい。

団体ラージヒル。トリを務めた原田雅彦のまさかの失敗ジャンプで金メダルが露と消えたリレハンメル冬季オリンピック(1994年)。それから四年、ホスト国として挑む長野オリンピックで雪辱を果たそうと好機を待ち構えていた、リレハンメルの代表選手の一人、西方仁也は腰の不調を隠して無理を重ね怪我。復帰はしたものの長野五輪代表からは外され「スター選手」から「裏方」へ。本番前の雪の状態を調整する「テストジャンパー」という役割にプライドはズタズタだ。格下のセミプロや高校生に混じり、ふて腐れながら適当な「こなし仕事」でお茶を濁し、かつての仲間・原田の失敗を祈る始末。しかし、日本の金メダルが掛かった悪天候の最終日、審判団からテストジャンパーたちに、驚きの指令が下り…?

©2021映画『ヒノマルソウル』製作委員会
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。
また、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響で、上映予定の変更が行われている場合もあります。

映画『ヒノマルソウル』公開

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