05 / 14 (金)
06 / 14 (月)
映画『クー！キン・ザ・ザ』公開 【現在は終了しています】
映画『クー！キン・ザ・ザ』公開 【現在は終了しています】
- エンタメ
ロシア発の伝説のカルト映画を、監督自身でアニメ化！見知らぬ星で迫害に耐え抜く2人の男は、地球へ戻ることができるのか？
自由に空気を吸うことを許されず、マッチ棒が何よりも高価。相手を出し抜く騙し合いが生きる鍵となるデスマッチな星プリュク。ひょんなことからこの星にワープしてしまい、不遇な運命をたどる2人のロシア人。1986年に公開された『不思議惑星キン・ザ・ザ』の世界観は、いま「コロナ」という見えない敵に抑圧され、マスクの高騰や転売に揺れる現代の私たちを予言していたのでは…と、妙な共感を持って入り込んだ。思考を読み合い「クー」の一言だけで全ての意思疎通をする人々も、当初はギャグ的要素だったのだろうが、インターネットの発達した現代のコミュニケーションを揶揄しているようにも感じる。時代がどんどん追いついているのか？そのうち本当に、クーでクーできる日も近いかもしれない。
日本でもカルト的人気を博した35年前のオリジナルをベースに、監督自らが、アニメでセルフリメイク。『猿の惑星』や『マッドマックス』のような荒涼としたSF世界や、社会風刺的な笑いはそのままに、『AKIRA』や『スチームボーイ』などを彷彿とさせるスチームパンク感が磨かれて洗練度UP！時代が追いついた今こそ見たい作品だ。一部劇場では、1986年版『不思議惑星キン・ザ・ザ』も上映されるので、チェックして。
ある雪の日、裸足で街を徘徊する変な男と会話を交わしたチェロ奏者のウラジミールと甥のトリクは、「テレポーター」により、突如異星へと飛ばされてしまう。そこは、厳格なカーストで管理され、差別と略奪が横行する砂漠の星・プリュク。この星では〝マッチ〟がダイヤモンド並みの価値を持つと知った二人は、たまたまポケットに入っていた2箱のマッチを原資になんとか地球へ還ろうと画策するのだが…？
太っちょウエフの声優は、実写版ウエフの息子だそう。時代を超えた父子の継承に、なんだかジーン。
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。
また、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響で、上映予定の変更が行われている場合もあります。
