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東京都国立近代美術館 「下村観山展」
東京都国立近代美術館 「下村観山展」
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千年の美に挑んだ、稀代の天才・下村観山
日本画家・下村観山(1873-1930)は紀伊徳川家に代々仕えた能楽師の家に生まれ、橋本雅邦に学んだのち、東京美術学校に第一期生として入学。卒業後は同校で教鞭を執るも校長の岡倉天心とともに同校を辞職、日本美術院の設立に参加しました。
岡倉の指導、そして1903(明治36)年からの2か年にわたるイギリス留学、欧州巡遊などを糧に、卓越した技術力と深い教養に裏打ちされた発想力によって、横山大観、菱田春草らとともに新時代にふさわしい日本美術の道を切り拓きました。狩野派、やまと絵、琳派など伝統的な日本絵画の筆法から、西洋画的な色彩・陰影表現まで、いわば“千年の美”の技術を我が物にし筆を振るった観山。
本展では、観山の代表作により作家の画業を通観するとともに、最新の研究成果も盛り込みながら、日本の近代美術史における観山芸術の意義を改めて検証します。
【開催概要】
会期:2026年3月17日(火)~5月10日(日)
会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
開館時間:10:00~17:00(金曜・土曜は10:00~20:00)※入館は閉館の30分前まで
休館日 :月曜日(ただし3月30日、5月4日は開館)
主催:東京国立近代美術館、日本経済新聞社
特別協力:神奈川県立歴史博物館
※そのほか詳細については決まり次第展覧会公式HPなどに掲載されます。
