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2022
10 / 12 (水)

2022
10 / 29 (土)

+1art 「琥珀の刻」山本 直樹展 【現在は終了しています】

202210/12(水)~ 202210/29(土)

+1art 「琥珀の刻」山本 直樹展 【現在は終了しています】

  • 美術館・博物館・アート展
人工光と蜂蜜と

山本直樹は角砂糖で東京、大阪などの都市を築くインスタレーションを、時事的な問題を織り交ぜながら発表してきました。 そこに見られるのは、現代の世界情勢に対する山本の危機意識です。
熄まない戦争、悪化する災害、迷走する政治、解決の出口は全く見えず、未来は見透せない。それは黄砂で視界不良になり琥珀色に覆われた景色のようだと。
本展では、ナトリウムランプと蜂蜜を使って、ギャラリー内に琥珀色の空間をつくりだします。 その単色空間の中で、ひとつのお菓子を観客は受け取ります。琥珀色に満たされた単色空間の中で味わう微かな甘みから、あなたは何を想起するでしょうか?


今回の展示では、蜂蜜と人工光を使って抑圧空間を表現する。
黄砂が来ると、風景全体が琥珀色の写真の様になり、その中で私は浮遊する感覚に襲われる。 コロナ禍、ウクライナ情勢、異常気象など現在の世界情勢は、これらに覆われた感覚に似ている。 過去の記憶を鑑みても足元はおぼつかなく、未来も見えない、極めて不穏な状況。 はたして出口はみつかるのだろうか?
社会性昆虫であるミツバチの食料「蜂蜜」と、統一されたオレンジ色光「単色光」を素材に、閉塞した空間を造る。その中でかすかな甘さを味わいながら、私たちの「いま」について考えたい。
山本 直樹   YAMAMOTO Naoki

制作協力:餅匠しづく

【開催概要】
会期:2022年10月12日(水)~10月29日(土)
開廊時間:
休廊日:日・月・火

+1art 「琥珀の刻」山本 直樹展

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