07 / 21 (金)
08 / 21 (月)
映画『裸足になって』公開 【現在は終了しています】
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- エンタメ
『コーダ あいのうた』を凌ぐ大傑作！イスラム原理主義が色濃いアルジェリアに、自由の道は示されるのか？手話とダンスの融合が美しい！
サハラ砂漠を有する、北アフリカのイスラム国家「アルジェリア」は、ジェンダーギャップ指数で144位（146カ国中）。現代社会において、女性が公共の場でダンスすることさえ禁忌という不毛の地だという。そんな中で、バレエダンサーを目指すヒロインは、子供を亡くして精神障害になった母親、自閉症の姉妹、過去にテロリストに陵辱された女性、子供を産めなくて離縁された女性など、様々な傷を抱える人々と時間を共有し、新たな自己表現の形を見つけてゆく。侮蔑の視線を浴びながらもダンサーとして生計を立てる母親、窮屈なアルジェリアからスペインへの亡命を画策する親友ソニア。何よりも、手話を振り付けに取り入れた踊りは、神々しいほどに美しく、胸を激しく叩かれているように感じ、ただただ見入ってしまった。社会のあり方、人が人として生きる意味を問いかける、声なき声を拾い上げた、繊細で、力強い作品。ジェンダーギャップ指数では、アルジェリアとそう変わらない底辺をうろつく日本の現状も照らしながら、しっかりと目に焼き付けたい。昨年オスカーを獲得した『コーダ あいのうた』に勝るとも劣らない、学びを残す大傑作！
バレエダンサーを夢見るフーリアは、講師からも将来を嘱望され順風満帆だが、母親に車をプレゼントするため、ゴロツキが集まる違法の闘羊賭博に足繁く通う。そんな中、賭博場で男に絡まれたフーリアは、口論の末に揉み合いとなり、階段から落ちて負傷。ダンサーとして致命的な怪我を負っただけでなく、恐怖体験のトラウマで失語症に陥ってしまう。夢に敗れ、声も奪われたどん底で出会ったのは、精神疾患から聾唖となった女性たちの自助サークル。言葉を発さずに手話でコミュニケーションを取る彼女たちに触発され、新たな身体表現の可能性に気づいたフーリアは…？
©THE INK CONNECTION - HIGH SEA - CIRTA FILMS - SCOPE PICTURES FRANCE 2 CINÉMA –
LES PRODUCTIONS DU CH'TIHI - SAME PLAYER, SOLAR ENTERTAINMENT
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。
