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2021
02 / 12 (金)

2021
03 / 07 (日)

渋谷区立松濤美術館 サロン展「渋谷区立松濤美術館所蔵 南 薫造 日々の美しきもの」 【現在は終了しています】

202102/12(金)~ 202103/7(日)

渋谷区立松濤美術館 サロン展「渋谷区立松濤美術館所蔵 南 薫造 日々の美しきもの」 【現在は終了しています】

  • 美術館・博物館・アート展
温かく詩情あふれる南薫造の世界

南薫造(1883-1950)は、近代日本洋画壇に大きな足跡を残した画家です。1883(明治16)年に広島県内海町(現・安浦町)に生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)で西洋画を学びました。卒業後にはイギリスへ留学し、フランスなどヨーロッパを巡り、1910(明治43)年に帰国。同年の第4回文部省美術展覧会(文展)で渡欧作《坐せる女》[1908(明治41)年、広島県立美術館蔵]が三等を受賞し、一躍、画壇にデビューします。その後も文展で受賞を重ね、洋画家として活躍を続けるとともに、日本水彩画会の創立や文展や帝展の審査員、さらに帝国芸術院会員および帝室技芸員も務めました。また、1932(昭和7)年から11年間、東京美術学校で教鞭をとり、後進の指導にもあたっています。

本展はご遺族からご寄贈いただいた、同館所蔵のスケッチ、水彩、油彩の作品、約230点から、前回、2019年2月に同館で開催した南薫造展で紹介しきれなかった、人物画や静物画を中心に展示します。日々の風景や生活、そこに暮らす人々を描いた南の作品は詩情にあふれ、温かく、彼の柔和な人柄がにじみ出ているようです。これまで過ごしていた日常が当たり前でなくなった現在、何気ない生活の美しさを描いた南の作品は、私たちの生活をいっそう愛おしく感じさせてくれるかもしれません。2020年は没後70年という節目の年でした。松濤美術館所蔵の作品を通して、南薫造の魅力をお楽しみください。

【開催概要】
会期:2021年2月12日(金)~3月7日(日)
開館時間:9:00~17:00 (入場は閉館30分前まで)※当面のあいだ、金曜日の夜間開館は中止。
休館日:月曜日、2月24~26日

渋谷区立松濤美術館 サロン展「渋谷区立松濤美術館所蔵 南 薫造 日々の美しきもの」

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