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兵庫陶芸美術館 2020年度著名作家招聘事業×テーマ展 「植松永次展-土と火」 【現在は終了しています】

202012/12(土)~ 202102/21(日)

兵庫陶芸美術館 2020年度著名作家招聘事業×テーマ展 「植松永次展-土と火」 【現在は終了しています】

  • 美術館・博物館・アート展
土と火を素材に表現する作家・植松永次展を開催

2006年より「著名作家招聘事業」を実施している兵庫陶芸美術館。15回目となる本展は、
土と火を素材としながら、彫刻にも、陶芸にも括りきれないような独創的な作風により、
現代美術の領域からも注目を集めている作家・植松永次(1949- )を紹介します。
兵庫県神戸市に生まれた植松は、1970年代初め頃、東京で油絵やドローイングを学びますが、
やがて、自然の材質に惹かれ、より根源的な造形を求めていくうちに、大地とじかに繋がる
「土」という素材に魅力を感じるようになりました。そして、「何かを作るとか、表現する
ことではなく、土を手に、押したり叩いたりして、手と目で土の表情を感じ、質を確かめる」
という行為から、自ずと生まれ出ずるかたちをテーマに制作を始めました。
 1975年に信楽町に移住し、製陶工場で勤務する傍ら、自らの創作活動を深めていきますが、
1981年より野焼きを始め、1982年に三重県伊賀市に住居と仕事場を構えて、薪と灯油併用の
窯を築きました。そして、周囲を森林に囲まれた豊かな自然の中で、様々な土の表情を引き出し、
作域を広げていきました。
 植松の作品には、彼の世界観を表す印象的な言葉がいつも添えられます。飄々(ひょうひょう)
と、しかし、鋭い視線で世界を見つめながら、今、自身が拠って立つ場所で、周囲の自然と呼吸を
合わせながら生きていくこと。そして、そこで見たり、聞いたり、感じたりしたものを、土と言葉
とでささやかに創出していくのが、植松の創造の世界なのです。
 本展では、そのユニークな土との対話方法から、「土で表現すること」の意味を再考し、その
新たな可能性を示唆するところを探ります。

【開催概要】
会期 :2020年12月12日(土)~2021年2月21日(日)
休館日:月曜日、12月31日(木)、1月1日(金・祝)
※ただし、1月11日(月・祝)は開館し、1月12日(火)は休館
開館時間:10:00~18:00  ※入館は閉館の30分前まで

兵庫陶芸美術館 2020年度著名作家招聘事業×テーマ展 「植松永次展-土と火」

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