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2021
03 / 20 (土)

2021
05 / 30 (日)

兵庫陶芸美術館 開館15周年記念特別展 「No Man’s Land-陶芸の未来、未だ見ぬ地平の先-」 【現在は終了しています】

202103/20(土)~ 202105/30(日)

兵庫陶芸美術館 開館15周年記念特別展 「No Man’s Land-陶芸の未来、未だ見ぬ地平の先-」 【現在は終了しています】

  • 美術館・博物館・アート展
新しい未来の陶芸表現を牽引していくエネルギーがここに。

21 世紀に入り20 年。今では、ジャンルの横断や交差も珍しくなくなり、現代における創造活動についても、じつに多彩で多様な広がりを見せています。その結果、各ジャンルの境界線やその周辺は、いっそう複雑で曖昧なものとなり、それぞれの特異性を問うことに、あまり意味がなくなっているようにも思われます。そのような中で、造形素材としては、もっとも長い歴史と伝統をもつ「陶(やきもの、Ceramics)」を素材とする、あるいはテーマとする作品とは、どのような存在と成り得るのでしょうか。そして、既成のイメージや概念から解放され、一つの独立した造形として、ニュートラル(中立的)な空間に放たれるとき、これらの作品が、「同時代の芸術」として、いかにして強度を持ち得るのでしょうか。
本展のタイトルに掲げた「No Man’s Land(ノーマンズランド)」という言葉には、「主のいない、不毛の土地」を表わすと同時に、「複数の異なる領域が重なり合った曖昧な状態」という意味も込められています。混沌とした中にも、じつは、そこにしか存在しない、あるいは、そこにこそ見えてくる「何か」があり、その中に、これからの陶芸を革新していく新しい価値観を見いだすことができるのではないでしょうか。
本展では、そんな問いかけのもと、伝統的な陶芸の素材や技法を駆使しながら、独創的な作風で、工芸のみならず、現代美術、デザイン、建築などの幅広い分野から注目を集める1970~1980年代生まれの15名の若手実力作家の作品が一堂に会します。なお、紹介する作品については、何らかのかたちで、鑑賞者に「陶芸」についての示唆を与えるものであり、必ずしも素材を「陶」に限定するものではありません。様々なタイプの作品が同空間に交差することで、イメージのギャップや共鳴を体感でき、また「陶芸の未来」について考えるきっかけとなるでしょう。

【開催概要】
会期:2021年3月20日(土)~5月30日(日)
休館日:月曜日
ただし、5月3日(月・祝)は開館し、5月6日(木)は休館
開館時間:10:00~18:00
ただし、4月29日~5月5日は10:00~19:00
※入館は閉館の30分前まで
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、展覧会、イベント等の会期や内容に変更が生じる可能性があります。最新情報は美術館公式サイトにてご確認ください。

兵庫陶芸美術館 開館15周年記念特別展 「No Man’s Land-陶芸の未来、未だ見ぬ地平の先-」

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