06 / 25 (水)
07 / 26 (土)
ミヅマアートギャラリー アルベルト・ヨナタン・セティアワン「Anicca」
ミヅマアートギャラリー アルベルト・ヨナタン・セティアワン「Anicca」

- 美術館・博物館・アート展
セティアワンの陶の世界
インドネシア出身の陶芸家アルベルト・ヨナタン・セティアワンは、バンドン工科大学で視覚芸術を学び、京都精華大学で陶芸を研究、2020年に博士号を取得し、現在は東京を拠点に国内外で活躍しています。本展では、約1000点のテラコッタ片によるインスタレーション《Anicca: Sticks & Stones》とドローイング作品を展示します。
自然物である枝や石を型取り、鋳込み成形で制作された陶片は、繰り返し使われる石膏型の摩耗により少しずつ変形し、やがて原形を失います。このプロセスは、仏教の「無常(Anicca)」の概念を象徴し、変化し続ける世界のありようを映し出します。セティアワンは、形の永続性ではなく、時間の痕跡や制作行為による変容に美を見出し、静かに私たちの存在や世界との関わり方を問いかけます。
ぜひ会場で、作品との静かな対話を体験してください。
【開催概要】
会期:2025年6月25日(水)~7月26日(土)
開廊時間:12:00 〜19:00
休廊日:日、月、祝日
