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2022
08 / 11 (木)

2022
09 / 11 (日)

映画『TANG タング』公開 【現在は終了しています】

202208/11(木)~ 202209/11(日)

映画『TANG タング』公開 【現在は終了しています】

ロボット映画でありながら完璧な「子育て映画」。壊れかけのロボットと、無責任ポンコツ男が支え合い、一歩一歩前進する、夢と冒険が詰まったロードムービーが最高!

庭に放置された壊れかけの旧型ロボット“タング”と、妻のヒモとなり下がっているポンコツ中年男ケン。子どもみたいな2人が繰り広げる、世界を股にかけた「自分探しの旅」。原作は、2015年にデボラ・インストールのデビュー作として誕生したイギリスの児童文学「ロボット・イン・ザ」シリーズ。同年のベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれるなど、瞬く間に大ヒット!日本では38万部を売り上げ、2020年に劇団四季が舞台化したことでも話題になった。待望の映画化となった今作は、日本で一番忙しいと言っても過言ではない三木孝浩監督の才能が遺憾なく発揮され、タングの好奇心、学習意欲、想像力を表現するシーンの数々に胸キュンしまくり!見ているだけで胸がいっぱいになった。VFX を担当した「白組」に命を吹き込まれたタングはまるで本当にそこにいるみたい!本当にワクワクする映像体験だった。

ところで、「全能型アーキテクチャ」という夢の技術が詰まったタングは「子ども」そのものとして描かれている。児童小説という括りではありながら、実際には親世代の方が刺さる要素も多く、数々のシーンで胸がいっぱいになった(原作小説のむちゃくちゃビターな恋愛模様を整理して2時間未満で気持ちよく大団円に持ち込んだのもさすが!)。ロボットも子どもも「親のプログラム通りに行動する」なんて本当はどうでもよくて(いや、できれば素直に聞いて欲しいけども!)、失敗も含めた全ての「体験」こそが、たとえ回り道でも達成感と自信を生み、「他者への思いやり」の気持ち、「自己肯定感」、「問題解決能力」に繋がるのだなぁと、実感も。腹が立つこともあるけどそれこそが子育ての醍醐味だなと、ポカポカした気持ちで帰路についた。子育ての難しさ、不安、喜びがいっぱい詰まった愛おしさは、「ロボット映画」以上に「子育て映画」。原作とは全く違う「名前の由来」にも笑って!

©2015 DI ©2022映画「TANG」製作委員会
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。

映画『TANG タング』公開

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