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2022
07 / 01 (金)

2022
08 / 01 (月)

映画『モガディシュ 脱出までの14日間』公開 【現在は終了しています】

202207/1(金)~ 202208/1(月)

映画『モガディシュ 脱出までの14日間』公開 【現在は終了しています】

無関係な諸外国人も命の危機に晒されたソマリア内戦。戦火に取り残された韓国と北朝鮮の大使たちは、極限状態で心を通わせることが出来るのか?

今現在も各地でテロが頻発するなど情勢不安定で、日本の外務省発表では危険レベル4を継続中のソマリア。今も昔も日本は、ソマリアに大使館を設置したことはないが、お隣の国韓国と北朝鮮が、そして多くの国の人々が、文字通り戦火に惑い、決死の脱出劇を強いられた事実を初めて知った。同じ民族同士が争う構図は
、長年叶わない朝鮮統一も揶揄されるが、何よりも目下、ウクライナが本作と同じような状況にあるのだとリアルに突きつけられ、その恐ろしさが胸に迫った。反目し合う二つの国の人々が、生きるために「共闘」を選択し、心を通わせた物語。この話がどこまで事実なのかは正直わからないが、こうやって「国」を超えて、個人レベルで繋いでいける平和が広がればいいなと、世界平和の希望を見た気がした。誰もに、目に焼き付けて欲しい作品。

メガホンを握るのは、ベルリンを舞台に韓国と北朝鮮両国のスパイたちの攻防と巨大な陰謀を描いた『ベルリンファイル』や、熱血刑事が巨大財閥の闇を暴く『ベテラン』など、巨悪に立ち向かうソリッドなアクション映画で定評のあるリュ・スンワン監督。昨年韓国で大ヒットを記録した本作は、第42回青龍映画賞で作品賞、監督賞ほか5部門を受賞した。

1990年。韓国民主化から3年、ソウル五輪から2年後というタイミングで、国連への加盟を目指してアフリカ諸国に対しのてロビー活動を展開していた韓国はソマリアの首都モガディシュに大使館を構えていた。同じく、韓国に先んじてアフリカ諸国との外交を始めていた北朝鮮も国連加盟を画策しており、両国は相手を出し抜く情報操作や妨害工作で醜い蹴落とし合いを繰り広げ、顔を合わせれば感情的に罵り合う関係だった。そんな中、両国が拠点としていたモガディシュは、ソマリアのバーレ大統領の軍事独裁政権に対し反政府運動が高まり内紛が激化。反乱軍の侵攻が首都に達し、諸外国の大使館員でさえ安全が保障ず、出国もままならない、銃撃と略奪の無法地帯となっていた。無差別殺戮が横行する中、大使館が襲撃され行き場を失った北朝鮮の大使一行は、幼い子供を含む家族を伴って、戦火を逃げ惑い、恥を偲んで韓国大使館へ助けを求めるのだが…。未曾有の危機の中、国益や個人感情を脇に置き、同じ朝鮮民族として手を取り合うことは出来るのか?極限状態が生み出すヒューマンストーリー。

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※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。

映画『モガディシュ 脱出までの14日間』公開

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