09 / 18 (金)
10 / 18 (日)
映画『メイキング・オブ・モータウン』公開 【現在は終了しています】
映画『メイキング・オブ・モータウン』公開 【現在は終了しています】
- エンタメ
「モータウン」は知らなくても、曲は絶対知ってる！膨大なヒット曲の「製造工程」をつまびらかにする音楽版・解体新書。
まだ11歳だったスティービー・ワンダーや、「ジャクソン５」結成前のマイケル・ジャクソン（9〜10歳くらい？）、若きダイアナ・ロスの姿など、大して音楽を知らなくても思わず前のめりになる「お宝映像」にウハウハ。情熱と創造力と商魂が三位一体となった類い稀なる才能、そして彼に人生を捧げた仲間たち。曲作りだけでなく、マナーや優雅な振る舞い、人間としての在り方など、アーティストの誇りや尊厳をも育てた指導力が本当にお見事で人生のヒントの宝庫！そして驚いたのは、齢90の御大が、現役バリバリなこと。驚くほどの記憶力でユーモアたっぷりに、いたずらっこみたいな笑顔に語る当時の様子にワクワクし、もう半世紀も前の出来事が、今まさに行われているかのようなパワーでうねっていた。薬で身を滅ぼしたミュージシャンの回顧録が多い中、何と清々しく気骨に満ちた記録！エンドロールで社歌を歌わされる出演者たち(歌えない人多数)の自社愛が試されるオチにも大笑い。
舞台は自動車産業が盛んな町デトロイト。通称「Motor town」と呼ばれるこの町が、突如、音楽の聖地として輝きだしたのは1960年代。人種差別問題が色濃かった時代、一介の黒人シンガーソングライターでは買い叩かれると痛感したベリー・ゴーディ・ジュニア（音楽レーベル「モータウン」創業者）は、アメリカンドリームを夢見る黒人の若者たちを次々にスターダムへと押し上げた魔法使いだ。彼が自動車工場をヒントに作り上げた「モータウン」の音楽制作システム。まだ未熟な才能の原石を、手取り足取り丁寧に、熱く、時に厳しく接し「潜在能力」を解放した手管、骨組みから完成に至るまでの全てのメソッドが明かされる見ごたえ抜群のドキュメンタリー！
©2019 Motown Film Limited. All Rights Reserved.
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。
