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2023
09 / 10 (日)

2023
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練馬区立美術館 「宇川直宏展 FINAL MEDIA THERAPIST @DOMMUNE」 【現在は終了しています】

202309/10(日)~ 202311/5(日)

練馬区立美術館 「宇川直宏展 FINAL MEDIA THERAPIST @DOMMUNE」 【現在は終了しています】

  • 美術館・博物館・アート展
AI時代の創作において、一体作家は作品のどこに存在しているのか?ストリーミングを装った、現代メディア・セラピー13年の痕跡!!!!!

本展では、アーティストの宇川直宏が開局したライブストリーミング・チャンネル「DOMMUNE」の13年間にわたる膨大な番組アーカイブを紹介するとともに、それらの映像を素材として、絵画や立体作品など他のメディアに拡張・変換・創造し、“描く”という行為の歴史的なアップデートを図ります。
その過程で介在するのは、宇川自らだけでなく、日々の配信行為に纏わる視聴者と同じく、様々な年齢・多様な背景を持つ人々、そして人工知能。アーカイブの様々な可能性を探るとともに、近年広く普及し始めたジェネレーティブAI(※1)による画像生成にも着目し、描くとは何か、今世紀的な作家性や作品のあり方とは何か、もしくはそこから創出される価値とは何かなど、“近代・現代・現在美術”を新たに捉え直すプロジェクトとなります。また、ブロックチェーン(※2)、そしてスマートコントラクト(※3)による所有や販売などのプロセスを独自考察し、伝統的なメディアである絵画と同時に、NFT作品(※4)の制作も行います。また、会期中には美術館を舞台としてライブストリーミングを行い、さらなる情報の蓄積を目にしながら番組に参加することが可能です。
 毎日大量の人々が行き交うプラットフォームであり、芸術/文化情報の泉源であるファイナルメディア「DOMMUNE」を、様々に変換し時空を錯綜しながら眺める試みは、仮想空間と物理空間の交通、ユビキタス(※5)とモバイルによる超分散的サイバー空間の投影など、Web3.0(※6)以降の社会を取り巻く様々な問いを、更に深める機会ともなるでしょう。

※1 「生成AI」。画像や動画、楽曲やプログラムのコード、文章などクリエイティブな成果物を生成するための人工知能。
※2 情報通信ネットワーク上の取引記録を、暗号技術を用いて処理・記録するデータベースの一種。改ざんが非常に困難で仮想通貨等に応用されている。
※3 ブロックチェーンシステム上の概念。あらかじめ設定されたルールに従って、第三者を介さずにブロックチェー ン上の取引を自動的に管理する。
※4 NFT(ブロックチェーンを利用して発行する非代替性の暗号資産)の技術を活用し唯一性や所有権を証明できるデジタルアート。
※5 通信インフラの整備や端末の普及によって場所を選ばずにインターネットに接 続し情報収集やサー ビスの利 用が行えること。
※6 プライバシーやセキュリティなど問題を解決するために構想された、ブロックチェーンなどの技術によって実現する「次世代の分散型インターネット」の概念。

【開催概要】
会期:2023年9月10日(日)~11月5日(日)
会場:練馬区立美術館 (〒176-0021 東京都練馬区貫井1-36-16)
  西武池袋線(東京メトロ有楽町線・副都心線直通)「中村橋」駅下車徒歩 3 分
  ※駐車場はございません。(美術館周辺にコインパーキングがあります。)
  ※障害者用の駐車場については、直接お問い合わせください。
休館日:月曜日(ただし、9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館、9月19日(火)、10月10日(火)は休館)
開館時間:10:00~18:00 ※入館は17:30まで
観覧料:一般 1,000円/高校・大学生および65~74歳 800円/中学生以下および75歳以上 無料(その他各種割引制度あり)
  ※一般以外の方(無料・割引対象者)は、年齢等が確認できるものをお持ちください

練馬区立美術館 「宇川直宏展 FINAL MEDIA THERAPIST @DOMMUNE」

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