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2021
12 / 14 (火)

2021
12 / 24 (金)

映画『あした、授業参観いくから。』公開 【現在は終了しています】

202112/14(火)~ 202112/24(金)

映画『あした、授業参観いくから。』公開 【現在は終了しています】

授業参観、前日。生徒の家庭で繰り返されるたった七つのセリフ。同じセリフなのに全く違う家庭環境をあぶり出す親子の会話。「表現とは何か?」を問う短編。

親:ねえ。
子:なに?
親:明日、授業参観行くから。
子:え?
親:なに?
子:別に。
親:行くからね。

たった七つに絞られた短い会話。
あなたは、これを読んでどんな親子関係を想像しましたか?
もしくは、あなた自身が中学生だった頃、親とはどんな関係でしたか?

共働きで多忙な母と娘の朝食風景。
母を亡くし、父子家庭となった娘と父の一瞬の会話。
スマホゲーム三昧の息子と教育ママ。
ぐうたらで寝てばかりの母と、家事に妹の世話にと甲斐甲斐しく働く健気な娘。
内向的な息子と飲んだくれで気性の荒い父…。

繰り返される七つのセリフから見えてくる6組の親子の関係は、見れば見るほど味があり、気づきがあり、何度も繰り返し観たくなってしまう。

主演を務める片岡礼子の担任像が「いい人」に終始してしまったので、そこにもうひとクセ欲しかったなぁとは思いつつ、短いシーンのつなぎ合わせで描く「20分」という時間のドラマティックさに、鑑賞後、改めて「演技とは」「映画とは」「表現とは」…と、ものづくりについて考えさせられた。

心の機微を細やかに描く安田真奈監督らしい一作は、以前から監督が演技指導に用いているオリジナル教材とのことで、今回は、監督自ら指導にあたる、一般向けの演技・脚本ワークショップも同時開催。「役者を体験してみたい」という人は、ぜひチャレンジして貰いたい。

ある中学校。2年生のクラス担任で、英語担当の坂口先生は、真面目で優しいゆえに、頼まれると嫌と言えない日和見な性格。授業参観を明日に控え、クラスの子供たちは浮き足立ったり、憂鬱そうだったりそれぞれだが、家庭内でも親子関係は様々。登校前、下校後、各家庭で繰り広げられる授業参観にまつわる短い会話を数珠つなぎにして、「全く同じ台本」なのに、「全く違う親子関係」を炙り出す面白い試み。

12/14(火)〜17(金) のチケットは既に完売とのこと。
その後、クリスマスイブまでと、上映期間が短いのでご注意を!

映画『あした、授業参観いくから。』公開

  • 【場所】シアターセブン BOX1 〒532-0024 大阪府大阪市淀川区十三本町1丁目7−27 サンポードシティ 5階
  • 【交通】最寄駅…阪急 十三駅西改札口 バス停…十三北
  • 【料金】一般 1,500円 シニア 1,200円 学生 1,000円 小学生以下 700円 会員 1,000円 ★12/14(火)・15(水)・17(金)開催のワークショップにご参加の方は、1,000円でご覧いただけます ワークショップのみ:2,000円 ワークショップ+上映&トークショー:3,000円

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