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2021
02 / 23 (火)

2021
03 / 31 (水)

あまらぶアートラボ「A-Lab」 Exhibition Vol.27 『YU SORA(ユ・ソラ)「普通の日」』 【現在は終了しています】

202102/23(火)~ 202103/31(水)

あまらぶアートラボ「A-Lab」 Exhibition Vol.27 『YU SORA(ユ・ソラ)「普通の日」』 【現在は終了しています】

  • 美術館・博物館・アート展
生活感を感じる場所にあるアートスペースで、感じてほしい「普通の日」。

韓国出身のアーティストYU SORA(ユ・ソラ)の個展「普通の日」を開催。彼女が近年取り組んでいる作品は、原寸大の家具や電化製品などを真っ白な布と黒い糸で包み込む世界です。一見するとクールで非日常的な空間が広がっているように見えます。しかし、その空間に足を踏み入れると、人の息遣いと温かさ、優しさのようなものを感じます。それは、モチーフが、私達の身の回りにある見慣れたものだからかもしれません。柔らかい布で覆われているから、または、布を縫う手仕事から手触りを感じるからかもしれません。根底に流れているのは、彼女が紡いでいる、生きている「普通の日」があるからではないでしょうか。そこには確かな日常があり、「生」があります。真っ白な布に黒い糸。色が着いていないそれらは、観た人が色を着けた「普通の日」を入れる容れ物の役割を持っています。

 コロナ禍以降、新しい日常という言葉が聞かれるようになりました。日常に新しいや古いという概念がふさわしいかわかりません。しかし、スマートフォンでコミュニケーションを取り合うことは、わずか十数年前では日常ではなかったように、私達の日常が変わり続けてきたことは間違いないです。日常を作っているのは「普通の日」の積み重ね。日常が変わっても、そこに人は生きています。続いていく「普通の日」がそこにあります。彼女の作品は縫い終わりの処理をしていません。そう、何も終わってないのです。「普通の日」はそれぞれの時間の中でずっと続いているというメッセージのようにも感じます。 A−Labは、1階が保育所であるように、人々が日常を過ごしているまちの中に埋没しているアートスペースです。生活感を感じる普通の場所でYU SORAが作り出す「普通の日」を感じて欲しいです。本展では立体作品だけなく、布を支持体にした平面作品、木彫作品、そして尼崎の風景のドローイングなどが展開されます。

【開催概要】
会期:2021年2月23日(火/祝)~3月31日(水) 
開館時間:(平日)11:00~19:00 (土・日・祝)10:00~18:00
休館日:火曜日 (祝日は開館)
入場料:無料

あまらぶアートラボ「A-Lab」 Exhibition Vol.27 『YU SORA(ユ・ソラ)「普通の日」』

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