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2022
04 / 29 (金)

2022
05 / 29 (日)

映画『N号棟』公開 【現在は終了しています】

202204/29(金)~ 202205/29(日)

映画『N号棟』公開 【現在は終了しています】

もしかして自作自演?廃墟のはずの幽霊団地に住まう白装束集団の正体は…。まさかの展開に背筋ゾクゾクの新感覚ホラー!

初主演作『ハローグッバイ』以降、上手いなぁと思って見てきた萩原みのりの、演技力&目ヂカラが際立つ異色ホラー!20年ほど前に盛んに報道された「富加町の幽霊団地事件」(※後述)をモチーフに、見た者の死生観を問う、ちょっとブラックな展開が見ものだ。共演に若手注目株の倉悠貴、山谷花純、そしてキーマンとなる筒井真理子の怪優ぶりも存分に楽しめ、見る場面全てが鳥肌モノだった。「これを観て、自殺者が増えたら嫌だなぁ」…と、余計な心配もしつつ見終えたが、物語の全体像をつかんだ後に、もう一度イチから見たくなる、ちょっとクセになるホラーだ。テレビシリーズ「世にも奇妙な物語」で腕を磨いた後藤庸介監督の、定石どおりには進まない「ハズし方」もまた秀逸。

「死」に対して極度の不安を抱え「生きている実感」を求めて過密スケジュールをこなす大学生・史織は、元カレと新彼女の間に入って卒論の取材旅行に同行し、過去に「幽霊団地」と騒がれた「廃団地」へと潜入するが、そこにはなぜか多くの「住民」が住んでおり、3人は軟禁状態に。室内で起こる怪奇現象、住民の異常行動、死亡事故…。その全てを「ヤラセ」と言い切り、調査に乗り出す史織に対し、恐怖に飲み込まれた友人たちは、やがて彼らに心酔し始め…?どこに決着するのか、先が全く見えないニュータイプ・ホラー。霊も怖いけど、人間もなお怖い!そんな新感覚のゾクゾクを楽しんで。

《「富加町の幽霊団地事件」とは…?》
2000年前後に、「食器棚から皿が飛ぶ」「電化製品が勝手に動く」など、8割の入居者が怪奇現象を訴えたことで、各種マスコミや自称祈祷師が大勢駆けつけて「除霊」が行われるなど一大センセーションを巻き起こした。土地の地下調査が行われたり、「自作自演」「集団ヒステリー」と揶揄されたり、当時世間の関心を一挙に集めたが、某祈祷師の除霊後、同現象は収まったという。

©「N号棟」製作委員会
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。

映画『N号棟』公開

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