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2021
01 / 15 (金)

2021
02 / 15 (月)

映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』公開 【現在は終了しています】

202101/15(金)~ 202102/15(月)

映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』公開 【現在は終了しています】

不運な負け組男とトップから転落した女。真逆のふたりの歯車が噛み合った時、無敵の幸せが香り立つ!

現代の社会活動の中で、一番求められているであろう「コミュニケーション力」。この能力が高い人ほど生きやすく見えるし、逆に低いと、人間関係や仕事に齟齬が生まれがち。だから、実際にはコミュニケーションが苦手でも「社会から弾かれないために頑張っている」という人も少なくないだろう(私もその一人)。本作のヒロイン・アンヌは「ありがとう」の一つも言えない感じ悪いオバハン。その行動は、最初「上流階級の傲慢さ」に見えるが、次第に殻に閉じこもる理由やその弱さが見えてきて愛おしい。一方、彼女以上に人生の噛み合わなさに苛立つギヨームもまた正真正銘の「負け組」。不快な出会いから始まった凸凹コンビが、それぞれの得意分野を発揮して欠点を補い合って行く過程を「香水作り」に重ねて行くのがまたオシャレだ。意外な組み合わせで人生を好転させてゆく逆転ストーリーには、同じくフランス映画の『最強のふたり』を彷彿。自分の周囲の苦手なあの人も、一歩踏み込んでみたら意外と最高の理解者になれるかも?なんて夢想してみたり。「不寛容な時代」。想像力を駆使して、もっと優しく生きたいなぁと思う。

富裕層向けの派遣運転手のギヨームはスピード違反で失業寸前。しかも離婚調停中で、娘の共同親権剥奪の危機。社長の恩赦でクビは免れたものの、新たなクライアントは高慢で偏屈なオールドミス。人使いが荒いうえに礼の一つも言わない彼女に思わずブチ切れるが、災い転じて気に入られ、チグハグながらも絶妙のコンビネーションを発揮し始める。その化学反応は、世界を押し広げ、自分自身をもほんの少し幸せにしてゆき…?

© LES FILMS VELVET - FRANCE 3 CINÉMA
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。

映画『パリの調香師 しあわせの香りを探して』公開

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