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2022
09 / 09 (金)

2022
10 / 09 (日)

映画『グッバイ・クルエル・ワールド』公開 【現在は終了しています】

202209/9(金)~ 202210/9(日)

映画『グッバイ・クルエル・ワールド』公開 【現在は終了しています】

狂気に満ちた無情の世界に身を投じた人々の、美しき死に様の群像劇。ケレン味たっぷりの俳優陣の演技合戦を存分に味わって。

悪の限りを尽くすことで虚栄心を満たして生きてきたクズ男、若き日の悪行を恥じ第二の人生を粛々と生きようとする元ヤクザ、人生の終盤に入ってなお「革命」に胸を焦がす老兵、そして、赤子のように無力で無知で純粋ゆえにねじ伏せられてきた若者たち。寄せ集めの面子で決行した「ヤクザの黒い金」の襲撃は守備良く成功し、新たな人生を手に入れたかに見えたが、喜んだのも束の間、裏社会の番犬となり下がった汚職警官により、それぞれの身元はアッサリ割れ、人生一発逆転を夢見た負け犬たちの、さらなる地獄の日々が始まる。失うものをなくし、内に秘めた狂気が爆発する瞬間は香り立つほどに美しく、往年の名作で言えば『ワイルドバンチ』や『仁義なき戦い』、近年でいえば『狐狼の血』や、三池崇史監督の『初恋』あたりと通ずるところがあるだろうか(そういえば、この作品も大森南朋が悪徳警官だったな)。貧困、決死のリベンジと、血で血を洗うド派手な攻防。これまでも、人の不幸やフラストレーションを衝撃的に描いてきた大森立嗣監督ながら、痛々しさよりも清涼感すら漂うラストは、なかなかの衝撃。新境地を見た気がした。線香花火に見る夏の終わりのような、ちょっと物悲しい、裏切りと愛憎のバイオレンス悲喜劇。

強盗、人殺し、裏仕事ならなんでもござれの半グレに、リストラ会社員に、デリヘル嬢。それぞれの崖っぷち人生から這い上がろうと一夜限りで集まった5人は、寂れたラブホテルに持ち込まれたヤクザの資金を狙い、内部スパイの手引きでまんまと強盗をやり遂げるが…?クルエル(無情)な世界に人生を狂わされた人々の悲しくも美しい群像劇。

©︎2022『グッバイ・クルエル・ワールド』製作委員会
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。

映画『グッバイ・クルエル・ワールド』公開

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