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2022
06 / 07 (火)

2022
09 / 04 (日)

豊田市美術館 「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」 【現在は終了しています】

202206/7(火)~ 202209/4(日)

豊田市美術館 「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」 【現在は終了しています】

  • 美術館・博物館・アート展
1910年代から30年代に現れた様々なモダン

1910年代から30年代は、西欧を中心に日本を含む世界各地で様々なモダンの形が現われた時代でした。
機能主義に基づく「モダニズム」は、いまなお当時の中心的な動向とみなされていますが、一方で、大衆消費社会が進展したこの時代は、常に新しくあるために装飾することに価値が置かれた、儚き「モダニティ」の時代でもありました。実際、この対立的に捉えられることの多い二つの「モダン」はいくつものモダンの形をうちに含み、それらは複雑に関係しながら濃密な時代を作り上げていたのです。
当時の作家たちは、時間差なく情報を共有し、国やジャンルを越えて同期し合い、その範囲は、絵画、彫刻から、家具、食器、洋服、さらにそれらを収める建築や都市まで、いわば、私たちの生活空間、身体活動全般におよんでいます。
ウィーン工房は、フランスのファッションデザイナー、ポール・ポワレと刺激し合い、一方で、ロベール・マレ=ステヴァンなど同国のモダニストにも影響を与えました。その生活全般への眼差しはまた、日本の森谷延雄や斎藤佳三にも共有されるものです。同時主義絵画で知られるソニア・ドローネーはファッションの仕事に専心し、ルネ・エルブストらモダニストは都市を彩るショーウィンドウデザインに大きな関心を払いました。そして、バウハウスでは女性作家が織物に新たな光を当て、また同校を離れた作家たちが、ブルク・ギービッヒェンシュタイン美術工芸学校を舞台に応用芸術教育に取り組むことになります。
1914年に勃発した人類史上初の世界大戦が象徴するように、この時代の最大の出来事は世界が一気に同期したということでした。その急速に変化する社会のなかで、作家たちがときに交わり、共鳴しながら探求したいくつものモダンの形を紹介します。

【開催概要】
会期:2022年6月7日(火)~9月4日(日)
開館時間:10:00~17:30(入場は17:00まで)
休館日:月曜日 ※7月18日、8月15日は開館
観覧料:一般 1,400円(1,200円)/高校・大学生 900円(700円)/中学生以下 無料
*( )内は前売り券及び20名以上の団体料金。
*障がい者手帳をお持ちの方(介添者1名)、豊田市内在住又は在学の高校生及び豊田市内在住の75歳以上は無料(要証明)。
*その他、観覧料の減免対象者及び割引等については美術館公式サイトをご確認いただくか、豊田市美術館へお問い合わせください。
*前売券:豊田市美術館(5月8日まで)、T-FACE B館2階インフォメーション(6月6日まで)
*感染症拡大防止のため会期、来館者の受入態勢等を変更する場合があります。美術館公式サイトから最新情報をご確認ください。

豊田市美術館 「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」

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