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2021
11 / 12 (金)

2021
12 / 12 (日)

映画『カオス・ウォーキング』公開 【現在は終了しています】

202111/12(金)~ 202112/12(日)

映画『カオス・ウォーキング』公開 【現在は終了しています】

チェリーボーイ丸出しのトム・ホランドが可愛い!心の声が思念波として外に漏れ出してしまうニュー・ワールド。「女」を絶滅させてしまった人類の異星開拓史とは…?

『スパイダーマン』のトム・ホランドと、『スターウォーズ』のデイジー・リドリー 。今をときめく単独主演スターが、W主演を飾り、『ボーン・アイデンティティー』シリーズのダグ・リーマンが監督。観る前は、シャープでスタイリッシュな硬派SFを期待したけれど、実際はちょっと違った。ティーン向けSF小説が原作なので、ストーリーは若干中二病ちっく。人の心象風景が、残像のように空中を漂い、漏れ出てしまう世界。脳裏に浮かんだこと、人に隠したい思考、スケベ心も、ちょっとした妄想も、何もかもがすべてだだ漏れ。登場人物が全員「サトラレ」状態!中でも、集落の末っ子は一番の「サトラレ」で思考を何一つ隠せず、やましいことがあると、ただひたすらに自分のフルネームを唱えて防御しようとする(何その胸キュン行動!)。タイトル通りの「カオス」さに若干戸惑いつつ(笑)、初稿を書いたのがチャーリー・カウフマン(『マルコビッチの穴』『エターナル・サンシャイン』『脳内NY』など)なので、逆に激しく納得。カウフマン好きには絶対見て欲しい作品!世界観にもう一回り深みが欲しかったり(女性絶滅のくだりが浅い!)、後半の失速感は否めないものの(ラスボスとの対決が弱い!)、初めて出会った「女性」に必要以上にドギマギして終始妄想を爆発させるトム・ホランドと、『スター・ウォーズ』の頃よりキュートさが増してるデイジー・リドリーのツンデレぶりを見ているだけでニマニマしてしまった。内容は全く違うのに何故か『ハンガー・ゲーム』を思い出したのは、デイジーが、ジェニファー・ローレンスを彷彿とさせるからかな…。西暦2257年になっても「恋」には、何ものにも代え難いパワーがあるのだ。高校生の頃見てたら絶対ハマってた、青臭さが魅力のSF!

環境汚染で地球外の星に新天地を求めた人類は〈ニュー・ワールド〉に試験移民を始めるが、この星では男性の思考が思念波として外に漏れ出してしまう現象が発生。その症状を発症しなかった「心のない」女性は、やがて絶滅。この星で生まれた「最後の人類」トッドは、ある日、沼地に墜落した宇宙船を見つけ、たった一人の生存者ヴァイオラと出会う。未来を脅かす「女性」を駆除しようと襲い来る集落の男たち。トッドは、彼女を守るためにまだ見ぬ世界へ旅立つ決意をするのだが…?

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※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。

映画『カオス・ウォーキング』公開

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