MIRAI一覧へ
2021
10 / 15 (金)

2021
11 / 15 (月)

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』公開 【現在は終了しています】

202110/15(金)~ 202111/15(月)

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』公開 【現在は終了しています】

とうとう日の目を見た、SFの金字塔!65年前に書かれたとは思えない「未来」の物語が、今、新たな息吹をもって解き放たれる。待望の傑作!!

1975年にアレハンドロ・ホドロフスキー監督が映画化企画を立ち上げ、練りに練った考察と、執念のスタッフィングで数年に渡り撮影準備が進められた『DUNE』は、実際には作られていないのに、「最高傑作」と語られ、映画好きにはあまりにも有名な幻の作品(当時の絵コンテとインタビューを基に構成された2013年のドキュメンタリー映画『ホドロフスキーのDUNE』では、その壮大な構想と中止までの経緯が詳報されている)。その後も多くの映像作家が志半ばに暗礁に乗り上げ続けた「難題」は、後に、デヴィッド・リンチ監督にメガホンが渡りようやく完成。1984年に公開はされたものの「世紀の駄作」と酷評され大コケ。『DUNE』は、映画界の「禁忌」とも言うべき存在となった。その一方で、ホドロフスキーの絵コンテは、数々のクリエイターに影響を与え、『スター・ウォーズ』を始めとするSF映画の新時代を切り開き、アイデアやカメラワーク、デザインなどのDNAが、次世代の作品たちに移植され息づいてきた「SFの金字塔」だ。そして、ついに時は満ちた!あれから数十年、今や「不可能」はないデジタルの世界で、65年前に書かれた壮大な「未来」がやっとリアルに立ち上がる日が来たのだ。イマジネーションの翼を広げたワクワクするような科学技術や、宗教観も絡んだ壮大な世界観を牽引するのは、地球外生命体との交流を描いた『メッセージ』で、世界中の度肝を抜いたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。彼の洗練された映像表現は、ファーストシーンからとにかく見事で、複雑で思想的な原作を、一目見ただけで視覚的に理解でき、違和感なく没入できるリアルな世界に仕上げている。加えて、とても感動したのは、おそらくヴィルヌーヴ監督が、ホドロフスキー監督にリスペクトを捧げ、時には彼に同化しながら製作しただろうと想像出来るシーンたち。ファンにとっては原風景のような「あの絵コンテの世界」を破壊せず。ヴィルヌーヴ監督らしい、洗練された美しさをプラスして引き上げていて、見事のひとこと!新しいのにノスタルジック。脈々と受け継がれたSFのDNAが、新たな才能を得て大きく開花する瞬間が目撃できた。

延々に続く灼熱の砂地で、地中を蠢めくサンドワームと共に生きる惑星アラキス。「砂の惑星」とも呼ばれるこの土地は、貴重な香料「メランジ」を採掘できる唯一の星で、支配者には莫大な富をもたらすが、争いの種でもあり、宇宙には陰謀が渦巻いていた。この星の新しい支配者となったアトレイデ家は、前任のハルコネン家から恨みを買い、一族暗殺の危機に晒されるが、そんな中、第一皇子のポールが、砂の民フレーメンと出会うことで、自分の真の力に気づき、開花させてゆく壮大な序章だ。全二部作。この先の展開から目が離せない!

©2021 Legendary and Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。
また、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響で、上映予定の変更が行われている場合もあります。

映画『DUNE/デューン 砂の惑星』公開

公式サイト

 
カレンダー