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2021
06 / 11 (金)

2021
07 / 11 (日)

映画『逃げた女』公開

202106/11(金)~ 202107/11(日)

映画『逃げた女』公開

何気ない日常会話から、人間の真理をあぶり出す、韓国版ヌーベルバーグ=ホン・サンス監督。緩やかでささくれた独特の世界に浸って!

何気ない会話を横から眺める独特の画角、突然ズズズとズームインする心ざわめくカメラワーク、不器用な恋、あぶり出される三角関係…。水面下で駆け引きされるセリフの応酬にぐいぐい引き込まれる、これぞホン・サンス節!

ヒロインは『お嬢さん』などで知られるキム・ミニ。監督と公私ともにパートナーの彼女だけに、繰り返し語られる不在の「夫」が、脳内でホン・サンスに置き換わる(笑)。彼女は、嬉しくも、悲しくもなさそうな冷静な顔で旧友たちにこう繰り返す。「5年の結婚生活で1日たりとも夫と離れたことがないの。今日が初めて」。「夫が言うの。愛する人とは何があっても一緒にいるべきだって」。「夫とは気が合うから一緒にいると楽しい時間ばっかり」ニコリともせずそう言って、「旦那さんを本当に愛してる?」と聞かれると「さあ、分からない」とサラリ。「でも、愛してるんだな、愛されてるんだなって毎日感じる。私は運がいいのね」。自分のことなのに、まるで関心がなさそうな、そんな「幸せ」を呪文のように繰り返すうち、ふと「過去」と遭遇する。彼女が何から逃げたのか、観る人それぞれに解釈は違うかもしれない。見終えた後に、心のざわめきを改めて反芻すると、自分の過去とともに、ちょっと苦い思い出が蘇る。世の中には「逃げなかった女」なんて、きっと居ないのだから。

結婚後初めての夫の不在を機に、学生時代の旧友たちを訪ねることにしたガミ。離婚をして女性同士でルームシェアを始めたヨンスンの家に一泊し、気ままな恋を楽しみながら独身を貫くスヨンを訪ね、あるわだかまりから疎遠になっていた元親友ウジンとも出会う。今の生活にはない「過去」の人々との交流は、何気ない会話の中で、彼女自身を変えてゆき…?何も起きないのにサスペンスフル!ホン・サンスの手腕が光る会話劇。

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※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。
また、新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)の影響で、上映予定の変更が行われている場合もあります。

映画『逃げた女』公開

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