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2021
01 / 22 (金)

2021
04 / 11 (日)

銀座メゾンエルメス フォーラム 「輝板膜タペータム」 落合多武展 【現在は終了しています】

202101/22(金)~ 202104/11(日)

銀座メゾンエルメス フォーラム 「輝板膜タペータム」 落合多武展 【現在は終了しています】

  • 美術館・博物館・アート展
国内外で活躍する落合多武の作品展を開催

ニューヨークを拠点に活動している落合多武。「概念としてのドローイング」を主要な
テーマとして、ドローイング、立体、映像、パフォーマンス、詩などの多様なメディアを
用いた作品を制作しています。それらの作品は、人物や物事に内在する経験を掘り起こし、
隠された意味や予期せぬ関係性を見つけ出してゆくだけでなく、詩的な語意が複雑に反響
する自在な世界へとつながっています。
本展は、四半世紀にわたる落合の作家活動を通して制作された幾つかのシリーズ《M.O.》、
《Everyone Has Two Places》、 《ashtray sculpture(灰皿彫刻)》、《Itinerary, non?》など
様々な表現の作品群を組み合わせながら、それぞれの作品が導き出す事柄の連鎖や断絶の中に
ある自由な遊歩を提案するものです。
タイトルの「輝板膜タペータム(Tapetum Lucidum)」とは、夜行性動物の眼球内にある輝板
(タペタム)という構造物を参照しています。これは、網膜の外側に存在し、暗闇の中のわずか
な光を捉えて反射する機能を持ち、猫の目が暗闇で光る現象として理解されているものです。
人間の視覚にはないこの輝板は、日ごろ、特段意識をしていないものから光を集め、一瞬の
反射光を放つ、軽快でウィットに富んだ落合の表現のようです。それらは断片のようでありながら、
断片から全体像を常に揺り動かしてゆくように作用し、ひとつのナラティブに収束することが
ありません。「暗い場所で光を反射し続ける眼球は、見られるものに対して中間地点にいる」と落合は
語ります。その眼球の中をこの展覧会とするならば、その世界は見るものと見られるものが自由に交差
する永遠の中間地点を象徴しているのかもしれません。

【開催概要】
会期:2021年1月22日(金)~4月11日(日)
開館時間:月ー土 11:00~20:00 (最終入場19:30)
     日 11:00~19:00(最終入場18:30)
休館日:不定休(エルメス銀座店の営業に準ずる)

銀座メゾンエルメス フォーラム 「輝板膜タペータム」 落合多武展

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