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2020
07 / 18 (土)

2020
08 / 18 (火)

映画『ぶあいそうな手紙』公開 【現在は終了しています】

202007/18(土)~ 202008/18(火)

映画『ぶあいそうな手紙』公開 【現在は終了しています】

盲目の独居老人と、手クセの悪い少女の出会い。かの地への往復書簡が2人の人生を変えるブラジル映画!

ブラジル映画というと『シティ・オブ・ゴッド』みたいな裏社会的な作品しか思い浮かばないのだけれど、こんなフツーの日常がちゃんとあるんだなぁと、なんだかホッ(笑)。ウルグアイ人の主人公に、アルゼンチン人の隣人…そういえば、ブラジルは多彩な移民国家だ。日本でも50年前までブラジルへの移民船が航行していた背景を考えると、今、この主人公のようにブラジルから故郷に思いをはせる移民はたくさんいるのだろうなぁ…。狡猾で、でも憎めない魅力を持ったビアのキャラクターが掘り下げられてゆく過程や、人生にもう楽しみなんかないと諦めていたエルネストとの化学反応。どのシーンもドキドキワクワクして、同列に語られがちなポルトガル語とスペイン語にまつわる知識欲も満たされ、新鮮で、幸せな2時間だった。映画の舞台となっているのはブラジルの小さな村ポルトアレグレ。そこに所在する小さな制作会社が作ったクレバーでラブリーな「老い」映画。そっと誰かに託したくなる、宝物のよう逸品!

ブラジル移民のエルネストは加齢でほとんど目が見えない独居老人。ある日、故郷ウルグアイの旧友から一通の手紙が届くが、ポルトガル語の国でスペイン語話者は少なく、せっかくの手紙は読めないまま。しかし、犬の散歩バイトでアパートを出入りするようになった若い娘ビアが、読めるというのだ!ひょんな縁で出来た55歳差の友人。ビアはエルネストの目が見えないのをいいことに金をくすめ、彼はそれも承知で新しい友人との交流を喜び、ワクワクする日常に心躍らせていたのだが…?


©CASA DE CINEMA DE PORTO ALEGRE 2019
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。

映画『ぶあいそうな手紙』公開

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