12 / 02 (金)
01 / 02 (月)
映画『泥の子と狭い家の物語』公開 【現在は終了しています】
映画『泥の子と狭い家の物語』公開 【現在は終了しています】
- エンタメ
閉鎖された小さな世界の中で、何かが起こっている。支配と洗脳のサスペンス。
大阪の人気劇団「テノヒラサイズ」が2012年に発表した舞台作品の映画化。オリジナルの舞台は見逃したが、10年前に書かれたとは思えないほど、今の世相を反映したような脚本(オカモト國ヒコ)に、「宗教2世問題」、「ママ友洗脳餓死事件」など実際の事件を彷彿。なんの変哲もない日常が、ガラッと不穏なものに飲み込まれながらも、誰もそのおかしさに気づかない。そんな異質さと、おとぎ話に眠るような恐怖を堪能した。
主演は、ガールズポップユニット「BREAK TIME GIRLS」の織田ひまり 。”日本一制服が似合う女子” のキャッチコピーそのままに、制服姿で、力強くへこたれないヒロインを好演。母親役に田中美里、招かれざる客に元宝塚の男役スター月丘七央、ほかにも関西を拠点とする俳優たちが脇を固め、関西俳優のショウケース的な役割も果たす。監督は、CMディレクターとして実績を積み、短編映画でも国内外で数々の受賞歴がある西岡眞博。今作が初の長編映画となる。
大阪で暮らす小豆は、失業中の父と、介護疲れで疲労困憊の母と、狭い家で3人暮らし。家族は悲しい過去を抱えながらも平凡に暮らしていたが、ある日、加賀美と名乗る女が、無償の家事手伝いとして家にやってきたことで、家族の均衡は崩れ始め…?この時代を写す鏡のような、サスペンスフルな日常を楽しんで。
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。