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2019
07 / 12 (金)

2019
08 / 12 (月)

ブロードウェイ版『ロミオとジュリエット』公開 【現在は終了しています】

201907/12(金)~ 201908/12(月)

ブロードウェイ版『ロミオとジュリエット』公開 【現在は終了しています】

オーランド・ブルームが、初のブロードウェイ、初のシェイクスピアに挑戦。熱く燃え上がる5日間の恋の顛末は、これまでにない情熱とスピード感で必見!

こんなにエネルギーほとばしる激情のロミジュリを初めて見た。まさに10代の暴走!ああ、シェイクスピアはこの滑稽な死の物語を、血気盛んな若者に向けて書いたのだなぁと、改めて思う。原作では派閥による両家の対立を、白人vs.黒人というアメリカらしい構図にしたのは、演出家デヴィッド・ルヴォー。日本での劇団(TPT)時代から、手を出しにくいような難解な古典を噛み砕いて、正統派なのに現代的に蘇らせる天才!シェイクスピアの生み出した台詞はそのままに、視点やタイミングを変えて新しい解釈を加え、仕掛けを多用したシンプルながらも美しい美術で圧倒!有名なバルコニーのシーンは、これまで見たどのロミジュリよりもドキドキ。そんな主演2人の熱いパッションもさることながら、狂言回しのロレンス神父と、親友マキューシオ、そして乳母の存在感がまた格別!これを日本で、しかも特等席(映画館の大画面)で見られるシアワセに感謝。

待ちに待った松竹ブロードウェイシネマ第2弾は、『ロミオとジュリエット』。しかも主演はオーランド・ブルームって楽しみすぎるでしょ!劇場近くの街並みや喧騒、受付、開演前の客席、パンフレットのページをめくる人々。まるで、自分がブロードウェイへ足を運んだかのような演出に胸が高鳴る。幕が上がり、オーリーがバイクで颯爽と登場するや劇場を揺らす割れんばかりの黄色い声。来場者が若い女性だらけで、ドッカンドッカン笑いも巻き起こる前半戦は意外だったけれど、よく考えれば、出会いからたった5日の山火事のような恋は、とびきり若い、初恋の年代にこそ見てもらいたいもの。終演後の出待ち組に丁寧にサインをして回る彼のいい人ぶりまで収録のサービス版(笑)。いやぁ、衰えない美貌!ファン必見。

©︎Carol Rosegg
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。

ブロードウェイ版『ロミオとジュリエット』公開

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