11 / 05 (金)
12 / 05 (日)
映画『エターナルズ』公開 【現在は終了しています】
映画『エターナルズ』公開 【現在は終了しています】
- エンタメ
地球滅亡まであと7日！7000年に渡り人間を守護し続けてきた太古の救世主が、アベンジャーズ不在の地球で再び手を結ぶ！
マーベルで「アベンジャーズ」に匹敵する、新たなヒーロー・ユニットが新結成！「えっ、どこにそんな人材が？パラレルワールド？」と思いきや、新チーム「エターナルズ」は約7000年前（やっと農耕が始まった新石器時代あたり？）から、陰に日向に地球人を守護し、外敵「ディヴィアンツ」から守ってくれていた太古の異星人！他のマーベルシリーズと世界観を共有し『アベンジャーズ／エンド・ゲーム』直後の時間軸という設定だ。地球最凶の敵サノスを下し、燃え尽きてしまった「アベンジャーズ」の穴を補うべく、数千年ぶりに手を取り合うことになったエターナルズ。創造神「アリシェム」によって太古に作り出された彼女たちは、有事に備えて人間社会に紛れて生活しているが、それぞれにX-MEN的な特殊能力を持ち合わせ、歳はとらない。地球を守るという使命に誇りを持ちながらも、「不老不死」であるがゆえに抱える生き辛さや、悩み、精神疾患など、「マイノリティ」としての側面も色濃く描かれ、ヒーローでありながらどこか不安定で危うげなキャラクターたちがまた魅力だ。
メガホンを託されたのは、『ノマドランド』で、アジア系女性監督として初めてアカデミー賞監督賞＆作品賞を受賞したクロエ・ジャオ監督。大のジャパニメーション好き、マーベル好きを公言する彼女が、持ち前の「繊細さ」「丁寧さ」で作り上げた、新たな10人のヒーローの誕生（というか再発掘？）！「エターナルズ」と同じ起源を持ちながら“悪”として存在する「ディヴィアンツ」、宇宙最強の生命体「セレスティアズ」の存在など、太古からの宇宙の起源に触れる新たな情報も多く、複雑だったが、緊迫感を失わずうまく整理されていて、最後まで失速せずに長尺2時間36分を完走できたのは、その手腕ゆえだろう。お気に入りキャラは、普段はボリウッドスターとして活躍し、今回の闘いを壮大なアクション大作映画にしてしまおうと、人間のマネージャーとともに戦場入りするお茶目な「キンゴ」。相変わらずの美しさで、暴走の戰神「セナ」に扮するアンジェリーナ・ジョリーもいい！
ちなみに「ここまで読んではみたけど、実はマーベルって全然知らないんだよなー」という方、全然大丈夫！マーベルの新しいフェーズに突入する新シリーズなので、他作品を一切知らなくても問題なし。「アベンジャーズというヒーロたちの死闘で、首の皮一枚で人類が救われた話の直後」ということだけなーんとなく分かっていれば、臆することはないので、ぜひスクリーンに没入して頂きたい！
マーベル恒例の、ミッドクレジット、ポストクレジットのおまけシーンも、いつもながらのニヤニヤもの。サノスの弟の登場など、先の読めない予告に、今後どんな展開が待っているのか、ワクワクが止まらない。
©Marvel Studios 2021
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。
