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2020
10 / 09 (金)

2020
11 / 09 (月)

映画『実りゆく』公開 【現在は終了しています】

202010/9(金)~ 202011/9(月)

映画『実りゆく』公開 【現在は終了しています】

吃音のお笑い芸人が、自分の夢と、家業のリンゴ農園の後継問題に揺れる。夢もリンゴも実らせる?笑って泣ける実話ベースの青春映画。

聞いたことのない監督・俳優だっただけに、あまり期待せずに見たらこれが大当たり!お笑いの世界の汗と涙…。嫉妬渦巻く世界と並行して、家業を継がなければならないという重圧。責任から逃れ、夢に埋もれるのか?自己を捨て、親の期待に応えるのか?は、状況や対象物は違っても、少なからず誰もが経験したことがあるはず。吃音というハンデを背負いながらも、敢えてそこへ挑んでゆく勇気。人生をまっすぐ受け止めるその強さ、リンゴ農園の暮らしを垣間見ながら、主演の竹内
一希の巧さも相まって、その全てが笑顔の原動力となる気持ちのよい作品だった。エレキテルの「朱美ちゃん」が、真面目すぎるそのシーンで「ダメよ、ダメダメ」と言い放つ一言にはズッコケたが(笑)。

長野県下伊那郡、松川町。代々続くりんご農家の後取りとして生まれた実は、普段は吃音症だが、台本さえあれば流暢に喋れることに気づき、お笑い芸人の夢を追って、グランプリを着実に勝ち上がっていた。しかし、リンゴ農園の後継は25歳の奉納祭で神様に挨拶をするのがしきたり。大切な儀式とグランプリ大会の決勝が同じ日にバッティングしたことから、大きな決断を迫られるのだが…?

「MI-CAN 未完成映画予告編大賞」で堤幸彦賞を受賞した予告編を元に、タイタンのマネージャー・八木順一朗が監督。タイタン所属の漫才コンビ・まんじゅう大帝国の2人を主演に擁し、ストーリーは、タイタン所属のピン芸人(兼業農家芸人)・松尾アトム前派出所の経験がモデル。屋台骨の爆笑問題やエレキテル連合も出演と、事務所を挙げての取り組みにチームワークの良さも伺える、渾身の一作。
しかし、恩人・堤幸彦監督の新作と同日公開とは、これまた気まずいバッティングでは…。

©「実りゆく」製作委員会
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。

映画『実りゆく』公開

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