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2020
05 / 02 (土)

2020
06 / 02 (火)

映画『精神0』公開 【現在は終了しています】

202005/2(土)~ 202006/2(火)

映画『精神0』公開 【現在は終了しています】

共に生きるということ。50年という年月を精神病患者に捧げた82歳の医師が、妻の老いに寄り添う想田流観察映画。

政府からの自粛要請で新作公開が続々と見合わされる中、久々に新作公開のご案内。「STAY HOME」の世相に合わせ、通常の映画館での公開に加え、動画共有サイトVimeoのシステムを通して自宅で鑑賞できる「仮設の映画館」が新たに誕生!支払った鑑賞料が劇場と配給会社に均等分配される仕組みで、全然ゴールデンじゃないゴールデンウィーク(元々は映画業界の用語ですよ)を、映画業界の救済をしつつ楽しめる。鑑賞方法など詳細はこちらから→【仮設の映画館】

10年前に公開された『精神』の続編となる今作は、50年に渡り地域医療に尽力し、精神病との向き合い方の根本を変えた山本昌知医師に想田和弘監督が再びカメラを向ける。自身の老いと、妻の介護のために、現役引退を決意した山本医師。「先生がいなくなったらどうしたらいいの?」詰めかける患者たちに引き継ぎ医師を斡旋するも、患者たちは堰を切ったように不安を吐露する。「生きてるだけで有難い。何も生まない0の日が大切」患者の言葉に耳を傾けながらも優しく語る姿は前作そのままに、妻との関係は一変。山本医師を全力でサポートしていた芳子さんは痴呆症となり、全ては山本医師の肩にのしかかる。俗に言う老老介護。慣れない家事で家はすっかりゴミ屋敷。筋力の衰えた老人だけの生活は想像を超えたスローモーションで、誰もに訪れる当たり前の「老い」の本質を実感として突きつけられた。一方で、妻への慈しみは格別で、優しい眼差し、腕を取って支え合いながら一歩一歩道を行く後ろ姿に涙が出た。「生きるとは、老いるとはこういうことなのか」。忍耐強く、静かに見守る観察映画第9弾!

5/2(土)16:00より想田和弘監督&柏木規与子さんによる初日舞台挨拶を 「YouTubeライブ」 で開催予定!

©2020 Laboratory X, Inc
※公開期間は目安です。全劇場での上映期間を保証するものではありません。

映画『精神0』公開

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