2020
04 / 25 (土)

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和歌山県立近代美術館「もようづくし」 【現在は終了しています】

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202004/25（土）～ 202006/28（日）

和歌山県立近代美術館「もようづくし」 【現在は終了しています】

私たちの世界をとりまく模様。

私たちの身の回りは、さまざまな模様で彩られています。古くから人間は、そのいとなみの中で
数々の模様を考案してきました。また、自然界へ目を向ければ、個性的な形や色による模様が
あふれていることにも気づかされます。人がこうした身の回りの造形に触発されて生み出した
模様も少なくありません。やがて模様は単なる飾りを超え、私たちの生活に寄り添ってきました。
しかし、近代以降の美術の世界では、生活から美術が切り離されて「アート」としての自律性が
重要視されたことから、模様の存在は工芸やデザインの分野とともに軽視されがちでした。一方で、
模様を美術の一要素として積極的に用いたり、「用の美」を重んじ、その復権を求めたりした
作家によって、模様の表現は根強く展開されてきました。そして現代では、伝統的な技法を踏襲
しながら模様を生まれ変わらせた作品や、素材の模様に着目した作品、抽象画の領域において限りなく
模様に近い表情を見せる作品など、模様の世界は多様な広がりを見せています。
本展では、同館所蔵品を中心に、和歌山県内の4つの博物館らの協力を得て、私たちをとりまく
模様にアプローチし、美術表現としてのその可能性を紹介します。

【開催概要】
会期：2020年4月25日（土）～6月28日（日）
開館時間：9：30〜17：00　※入場は16：30まで
休館日：月曜日［ただし、5月4日（月）は開館し、5月7日（木）休館］