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2023
01 / 27 (金)

2023
02 / 12 (日)

Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク] 「伝える:朴善化」 【現在は終了しています】

202301/27(金)~ 202302/12(日)

Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク] 「伝える:朴善化」 【現在は終了しています】

  • 美術館・博物館・アート展
卓越した技法や技術とともに、「人と人」が結び・伝えることの意義

朴善化(ぱく・そな)は、2000年に京都市立芸術大学美術研究科修士課程研究留学生として来日、2005年同美術研究科修士課程保存修復専攻修了、2009年同博士課程美術専攻(保存修復)領域修了、以後もおもに日本・韓国で仏教絵画の制作・保存修復に携わっています。
朴は韓国高麗時代から朝鮮時代に至る仏教絵画の模写に取り組むなかで、描画技法の研究だけではなく、和紙や藍などの素材、保存・修復の技術や社会で果たす役割などについて熱意を持って研究してきました。朴は、かつて描かれた線を筆で辿り、往時の材料や技術を知るなかで、描いた人やその表現だけではなく、絵や素材に託された多くの人の想いを受け取り、共有しようとしている自分に気付くようになったと言います。
2018年の個展『想い』、2020年の個展『結ぶ』に続き、およそ3年ぶりの開催となる本展『伝える』は、約3m×2mにおよぶ《廣徳寺『阿弥陀如来仏』現状模写》などの大型作品とともに、2018年以降に朴が制作したおよそ30点あまりの作品によって構成します。ここには2018年から始まった韓国全羅南道松廣寺「華嚴經變相圖(国宝314号)」の模写事業の指導・助言に当たることとなった朴が、コロナ禍により容易に往き来ができない中で現地のスタッフ達に模写技法や材料特性などを「伝える」ために制作したものも含まれます。
今も日本・韓国を往き来しながら、仏教絵画の模写・研究に取り組む朴は、自らの手を動かすことで、作品に託された想いに気付き、人や文化の結びつきを感じ、またそれを伝えることの難しさと意義を改めて感じたといいます。
本展展示作品からは、その卓越した技法や技術とともに、「人と人」が結び・伝えることの意義についても想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

【開催概要】
会期:2023年1月27日(金)~2月12日(日)
休廊日:水・木
開廊時間:13:00~19:00 
観覧料:無料

Gallery PARC[グランマーブル ギャラリー・パルク] 「伝える:朴善化」

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